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TOEICビジネス一覧

私が社会人になった25年前は
TOEICを知っている人は
とても少なかった気がします。

私は幸か不幸か外資系の会社に
就職しましたので、
TOEICの受験が必須でしたので
受験しましたが・・・

でも今と比較すると
当時は外資系の会社といえども
それ程英語ができる人は
いなかったんですよね。

現在は就職活動をする際の
エントリーシートに大体TOEICの
スコアを書く欄があるようです。

企業によっては
一定のTOEICのスコアがないと
エントリーすらできないと
聞きます。

本当に世知辛い世の中ですが、
仕方がありませんね。
(愚痴っている場合じゃない)

このカテゴリーでは
ビジネスとTOEICのスコアに
ついて詳しく書きます。

*私が社会人になった時の状況

もしかしたら私の話には
興味なんかないよという人が
多いかもしれませんが、
少しだけおつきあい下さい。

私が
社会人になったのは約25年前。
私が就職したのは外資系の
エネルギー関連の会社。

入社すると、TOEICを受験しろとの
指示があり、よく分からないまま
少し本を買って勉強して
受験しました。

当時はTOEICという試験は
今ほどメジャーでなく、
恥ずかしい話ですが、
私も入社するまで
TOEICという名前すら
聞いたことがありませんでした。

でもさずがに何もすることなく
受験するのはまずいと思い、
少し対策をして受験。

当時の私のスコアは
ベストが785点で
大体730から785点の間を
さまよっていました。

この程度のスコアでも
同期約50人の中でトップでした。

当時(1996年)は就職不況の折でしたので
同期の多くは一流大学出身。

約半数が早慶、残りも大体
旧帝大の国立大学出身でしたが、
多分平均スコアは500点なかったと
思います。

当時の大卒の新入社員の
英語力は多分TOEIC400点前半
だったのではないでしょうか?

この時期は古き良き時代で時代で
私が勤めていた会社もまだ余裕があったので
社員にTOEIC600点で15万円、730点で
30万円まで英会話スクールの費用を
負担してくれていました。
(太っ腹!!)

当時は語学学校の費用を
負担してくれる企業は
他にも結構あった気がします。

今はほとんどないと思いますが・・・
(出来て当たり前ですよね・・・))

昔は社員の多くは入社してから
頑張って英語をマスターすれば良いと
いう緩い時代でした。

*就職活動で必要なTOEICのスコア

現在は多くの企業で就職活動を
する際にエントリーシートに
TOEICのスコアを記入することが
求められています。

要求されているスコアは
企業によって違いますが、
おおまかに言うと、
英語をあまり必要としていない
企業では500点から600点、
業務で英語を使う企業は
700点以上のスコアが
1つの目安です。

*TOEICを採用基準にしている企業の一例

470点 富士重工業
500点 日立製作所
パナソニック(ソフトウェア設計)
600点 日本IBM
全日空
エイヴィエルジャパン
650点 オリックス
三菱日立パワーシステム
700点 ファーストリテイリング(ユニクロ)
三菱電機(営業)
マツダ(SE)
750点 JTB
三菱自動車
800点 楽天
大阪ガス(国際会計)
850点 オーストラリア大使館(商務官)

この他にも多くの企業が
TOEICを採用基準にしています。

武田薬品工業はTOEIC730点
取得していないとエントリー
できないとか・・・(厳しい!!)

他にもTOEICで足切りの点数を
設定している企業がありますので
就職活動をされている皆さんは
会社のホームページ、案内を
よく見るようにして下さい。
(当ブログでも記事を書いていますので
見て下さいね)

*ビジネスで必要なTOEICのスコア

ビジネスで必要なTOEICのスコアは
業務内容によるので一概には
言えませんが、私の経験上
TOEICのスコアで言えば
700点以上が1つの目安です。

最近は英語が話せなければ意味がない
という風潮がありますが、
ビジネスの現場では皆さんが
思っているほど英語を話す機会は
多くありません。

もちろん海外営業となれば
話しは別ですが・・・

私自身が実際に経験した英語
を使う業務は以下の通りです。

+重役会議の資料作成
+日常業務の稟議書作成
+メールのやり取り
+業界レポートの英訳と和訳
パーティーでも外国人社員との会話

見て頂ければお分かり頂けると
思いますが、以外と英語を話すことは
少ないです。

よく使うスキルはリーディングと
ライティング。

特に海外との取引が多い企業で
働いているとかなりの数のメールの
やり取りを毎日します。

メールの送受信に時間がかかっていては
仕事になりませんので
メールの読み書きが出来ることは
ビジネス英語で絶対に必要です。

TOEICの学習でしっかりリーディングの
力をつけて、あとはライティングの
力も伸ばしておきましょう。

ライティングと言うと難しく感じる
かもしれませんが、ビジネスの
ライティングはある程度フォーマットが
決まっているのでそこまで
難しくないですよ。
安心して下さい。

TOEICのリーディングのの文の
フォーマットは実際のビジネスの現場でも
に使えますので、是非参考にしましょう。(^o^)

*転職する際のTOEICのスコア

転職する際に必要なTOEICのスコアは
新卒で入社するときよりも
当然高くなります。

中途採用は即戦力の人材が
求められますから・・・

転職で求められるTOEICスコアの一例

600点以上 川崎重工業(海外営業)
650点以上 三菱自動車
セイコーインスツル(海外営業)
700点以上 スズキ自動車(海外経理)
三菱電機(海外営業)
本田技研
750点以上 ニコン・セル・イノベーション
800点以上 大正製薬(海外事業)
パナソニック(海外営業)
ソニー株式会社海外マーケティング
850点以上 日立オートモーティブ(国内外担当)

職種で言うと海外営業が多いですね。
ただよく言われることですが、
TOEICがハイスコアでも英語が
話せない人は結構多いです。^^;

スピーキングのスキルは
英語でインタビューしないと
なかなか分からないと
個人的に感じています。

特に外資系企業で英語が必要な
ポジションに転職する場合は
TOEFLのスコアを求められたり、
英語のインタビューが実施
されることがあります。

転職先の募集要項、ホームページを
確認してみて下さいね。

後海外経理のような仕事は
英語力よりも経理の専門知識
の方が重要です。

国によって会計基準が全く
違うので、会計の専門知識がないと
英語がいくら出来ても
全く戦力になりません。

転職を考えている方は
英語力はもちろん重要ですが
何らかの専門知識が何かないと
なかなか厳しいです。

英語はあくまで自分の専門知識を
活かすためのツールだということを
頭に入れておいて下さいね。

*まとめ

かなり前のことになりますが
ファーストリテイリング(ユニクロ)
と楽天が英語を公用語化すると
発表して話題になりました。

特に楽天は管理職は一定の期間内に
所定のスコアを取らないと
降格させるというかなり強硬な
手段を取りました。

グローバル化が進み、英語の必要性が
高まっていることは疑いようのない
事実です。

ただ上にも書きましたが、
ビジネスの世界ではあくまで
自分のビジネススキル、専門知識が
あって始めて英語力は活きます。

英語力でビジネススキルを
カバーすることはできません。

英語公用語化が今後益々進み、
英語はあまり得意でないけれど
優秀なビジネスパーソンが
活躍出来る場が少なくなるのではないかと
個人的に危惧しています。

英語が出来ないからといって
ビジネスパーソンとして
ダメだということはありませんから・・・

もちろんだからと言って
英語が出来なくて良いと言っている
のではありません。

ただ英語力を上げることにエネルギーを
取られて、ビジネススキルを伸ばすチャンスが
なくなってしまっては本末転倒です。

ビジネススキルも伸ばしつつ、
英語力も上げていくようにしましょう。

英語力が上がればビジネスでも
転職のチャンスが増えたり、
昇進につながったりします。

頑張りましょう!!