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TOEIC900点の意味。取得する価値はあるのか?

TOEIC900点と聞くと皆さんは
どう思われますか?

「ネイティブ並みの英語力」
「英語はほぼ完璧」
「英語はペラペラ」
という感じでしょうか?

でもTOEICに批判的な人からは
「TOEIC900点でも英語が話せない」
「TOEIC900点でも英語が出来ない
人がたくさんいる」
といった声も聞かれます。

今回の記事ではTOOEIC900点を取ることに
意味があるのかどうかについて
書きたいと思います。

1.TOEIC900点の意味

さらに高い英語力を身につけるために
TOEIC900点を取る価値は
あります。

TOEIC900点は、TOEICを受験する
人にとっては目標ですが、
高い英語力を身に付けたい人に
とってはスタート地点に
過ぎないというのが
私の個人的な意見です。

TOEICで900点を取る人は、
全受験者の約3%と言われています。

受験時代に慣れ親しんだ偏差値で
言えば偏差値70に当たります。

以前の記事で書きましたが、
多くのTOEICで受験者にとって
TOEICでは、900点は
1つの大きな目標であり、ゴールです。

参考記事⇒TOEICの目標点。何点を目指せば良い?

でも本当に高い英語力を
身に付けたい人にとっては
TOEIC900点はあくまでスタートラインに
たったに過ぎません。

TOEIC900点と言うと
ネイティブ並みの英語力が
あると思われている方も
いますが、ネイティブレベル並みの
英語力なんてとんでもないです。

せいぜいネイティブの小学校
低学年レベルの英語力ですね。

TOEIC900点から本格的な英語学習が
始まると言えます。

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2.TOEIC900点の英語力

TOEIC900点と言っても
リスニングとリーデングの
得点によって英語力も
変わるので、一概には言えませんが、
大体リスニングが470~480点、
リーディングが420~430点ぐらいを
想定しています。

特に新形式になってから
リーディングがかなり難化したので
リスニングの点数がリーディングに
比べて高い人が増えている印象です。

TOEIC900点のリスニング力

TOEICのリスニングであれば
大体問題なく聞き取れます。

TOEIC900点を取得する人の
リスニングのスコアはだいたい
470点以上ですから、100問中
93、94問以上は正解出来ている
ことになります。

ただTOEIC900点を取得している
人でもTOEICのリスニングが100%
聞き取れているわけではありません。

少しぐらい聞き取れないところが
あっても前後関係から話を推測して
正解を選んでいます。

私自身もTOEICのリスニングは
満点(495点)ですが、
毎回パート2では数問よく聞き取れない
箇所がありますが、推測して
何とか正解を出しています。

パート3,4でも所々聞き取れない箇所が
ありますが、話しの大筋を理解することに
支障をきたすことはありません。

TOEIC900点を取得していても
海外ドラマや映画はほとんど
聞き取れない人が殆どです。
(帰国子女、海外留学経験者は
除きます)

その理由は話されるスピード、
使われる語彙がTOEICと全く違う
からです。

TOEICのリスニングで話されるスピードは
大体160~200WPM(1分間に160語から
200語)。

一方海外ドラマや映画で話される
スピードは、速いものでは
300WPM~500WPMになると
言われています。

全くスピードが違いますよね。

TOEICのナレーターは比較的
はっきりと話しますが、
海外ドラマや映画に出てくる
俳優は話し方がこもっていたり
していることが多く、かなり
聞き取りにくいことが実情。

後使う単語の違いも大きいです。

TOEICではビジネス、日常生活関連の
語しか使われませんが、海外ドラマや
英語ではスラングや汚い言葉も
たくさん使われます。

馴染みがない単語が多く使われるので
海外ドラマや映画を聞き取るのは
難しいのです。

では英語ニュースはどうでしょうか?

ニュースで話されるスピードは
TOEICで話されるスピードと
そこまで変わりませんし、
はっきりとした話し方をする
人が多いので、海外ドラマや映画
よりは聞き取りやすいはずです。

ただ使われる語彙が政治、経済、宗教と
多岐に渡るので、背景知識がないと
やはり聞き取りにくいと感じることが
多いと思います。

逆に背景知識がある人にとっては
ニュースは聞き取りやすいでしょう。

TOEIC900点のリーディング力

TOEIC900点の人であれば、
パート5,6は数問の難問を
除けばほぼ全ての問題を解ける
と思います。

パート7は最近文書量が増え、
問題も難化しているので
TOEIC900点の人でも最後まで
解き終えることが出来ない人が
いるとよく言われています。

ただ900点を取得している人であれば
パート7の問題は一部の難問以外は
大体解けるはずです。

では英字新聞や英語雑誌は
スラスラ読めるでしょうか?

ビジネス関連の記事は大体
理解出来ると思いますが、
その他のジャンル(経済、社会問題)
は語彙力不足で、理解できない
ことが多々あります。

TOEICのリーディングで必要な語彙は
大体5,6000語と言われています。

一方英字新聞やTIMEのような英語雑誌を
読むには語彙力が8,000から10,000語
必要だと言われていますので、
英字新聞や英語雑誌を読むのは
TOEIC900点取得者でもかなり苦労するでしょう。

英字新聞や英語雑誌を読むためには
語彙力を上げることが必要ですね。

TOEIC900点のスピーキング力

TOEICで900点を取っていても
英語が話せない人がいると
よく言われますが、
これは本当です。

そもそもTOEICにはスピーキングの
試験がありませんので、
スピーキング力は測れませんので
仕方ないと言えば仕方が
ないのですが・・・

TOEICで900点を取っていても
スピーキング力は人によって
かなり個人差があります。

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3.TOEIC900点の意味のまとめ

TOEIC900点の意味のまとめ

・TOEIC900点は全体の3%

・TOEIC900点でも英語が話せない人はいる

・TOEIC900点は本格的な英語学習のスタート
 ライン

ここまで記事を読まれた方は
TOEIC900点の英語力も大したことないな
と思われたかもしれません。

勘違いして頂きたくないのですが
私はTOEIC900点の英語力が
大したことないとか
意味がないと言いたいのでは
ありません。

TOEICで測れる英語力には
限界があるということを
お伝えしたいだけです。

TOEIC900点を取れる力があれば
リーディングとリスニングの
基礎力は十分ありますから、
さらに高いレベルのリスニング力、
リーディング力を身につけることも
出来ます。

スピーキングについても
インプットは十分出来ているので
後はアウトプットの機会を作って
英語を話す練習をすれば、
英語を話すことは出来るように
なります。

TOEICは英語力を測る万能の
テストではありませんが、
英語のインプットの力を
測ることが出来ます。

ですからTOEIC900点を取得された方は
その後は自分が身に付けたい英語力を
伸ばすための英語学習をして頂きたいと
思っています。

ベースの英語力は十分に
ありますから・・・

TOEICを上手に使って
英語力を上げましょう。

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