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TOEICと英語力の関係。スコアと実力は比例する?

今に始まったことではありませんが、
TOEICに対する批判は根強いものが
あります。

「TOEICで高得点でも英語が話せない」
「TOEICでハイスコアでも英語ができない」

という批判を聞かれた方も多いのでは
ないでしょうか?

中には

「TOEICと英語力は関係ない」
とまで言い切る人もいます。

先日本屋さんに行ったら、
「TOEIC亡国論」という本を見かけました。

TOEICで国が滅びるのかと
少し怖くなりましたね。^^;

今回はTOEICと英語力の関係について
書いてみたいと思います。

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1.TOEICのスコアと英語力の関係

私は英語力が高い人はTOEICで
高得点を取ることが出来ると
思っています。

しかし逆にTOEICで高得点を取っている
からといって英語力が高いとは
必ずしも言えないと考えています。

よく言われるようにTOEICはテクニックを
駆使することでスコアを上げることが
出来ますし、テストを続けて受験することで
テスト慣れして、スコアが実力以上に
出るのが現実。

又TOEICはリスニング、リーディング共に
クセがとても強い試験ですので、
テスト形式に慣れていないと、
実力よりスコアが低く出る
可能性があります。

TOEICに限らずテストの形式に慣れていないと
どんなに英語力があっても高得点を
取るのはなかなか難しいですね。

まれに何の準備をすることもなく
TOEICを受験して高得点を
取る人もいます。

こういう人は例外と考えた方が
良いかもしれません。^^;

2.TOEICは向き不向きがある

上で英語力が高ければTOEICでハイスコアを
取ることが出来ると書きましたが、
TOEICは人によって向き不向きがある
テストだと私は考えています。

TOEICは75分で200問という大量の問題を
解かないといけないテスト。

リスニングは約45~47分で
100問の問題を解き、リーディングは
75分で100問の問題を解く必要があります。

TOEICで高得点を取るためには
英語力はもちろん必要ですが、
問題の処理力も必要です。

リスニングでは次々に流れてくる問題を
集中力を切らさずに聞いて解かなければ
いけませんし、リーディングでは
75分で100問という大量の問題を解かないと
いけません。

TOEICで高得点を取るためには
英語力だけでなく、集中力、体力も
必要です。

TOEICが向いているのは、
問題をテキパキとこなすことが
出来る人。

TOEICが向いていないのは
じっくり英語を聞いたり、
読んだりすることが得意な(好きな)人。

ですから英語力が高くても
TOEICではそれ程高得点が
取れない人も当然います。

実際に私の知り合いでも
英検1級に合格しているけれど
TOEICではどうしても900点が
超えられない人がいます。

だからといってその人の英語力が
低いわけではありません。

先程英語力が高い人は
TOEICで高得点が取れると
書きましたが、
必ずしも全員に当てはまる
わけではありませんので、
仮にTOEICで高得点が取れなくても
それ程気にしなくても大丈夫ですよ。^^

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3.TOEICと英語力の相関関係

TOEICは英語力がスコアに反映される
良い試験だと私は思っています。

ただ実力がスコアに反映されるのは
大体900点ぐらいまでかなとも
感じています。

私の周りの人を見ていても
990点、950点、900点のスコアの
人の英語力に差があるかと言われれば
差はわずかですね。(ほとんどない)

TOEICはテストの問題に独特のクセが
ありますので、公式問題集や模試の
問題を多く解いているかどうかで
スコアはかなり変わってきます。

ただこの差は英語力の差と
言えるかと言えば何とも・・・

900点を超えると、スコアの差は
ある意味テストへの慣れの差
ということも多いように感じます。

ですからスコアが900点以上になると
英語力とスコアが必ずしも比例しているとは
言えないということは頭に入れておいて
下さい。

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4.英語のプロとTOEIC

職業柄私の周りには英語のプロと呼ばれる
通訳者や翻訳者がたくさんいます。

通訳者は翻訳者の間で
TOEICのスコアが話題になることは
滅多にありません。

TOEICを全く受験したことのない
通訳者や翻訳者の方も結構います。

それはTOEICのスコアが英語力を
必ずしも正確に表してるわけでは
ないということをみんな知っているからです。

例えば通訳者であれば、
即座に話者の発言を正確に英語又は
日本語にする能力が求められます。

こうした能力は必ずしもTOEICの
スコアとは関係ありませんし、
TOEICでは測れません。

翻訳者であれば、原文の意味をきちんと
理解して、適確に英語又は
日本語にする能力が求められます。

こうした能力もTOEICのスコアでは
十分に測ることはできませんし、
スコアには表れません。

ただ誤解のないようにいっておきますが、
プロの通訳者、翻訳者の多くの方は
みんなTOEICのスコアは950点以上です。

TOEICを受験していない人でも
英語力はTOEIC900点以上の人が
ほとんどです

ただ中には

「TOEICは単純でつまらない
テストだから、集中できなくて
良い点が取れないんだよね」
とおっしゃる通訳者や翻訳者の
方もいます。

私も気持ちはよく分かりますけど・・・

通訳者や翻訳者の能力は
TOEICのスコアでは測れない
ということは確かです。

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5.TOEICと英語力のまとめ

英語力を測る1つのモノサシとして
TOEICは大学、企業でよく使われています。

私もTOEICは英語力を測る上で
とても良い試験だと思っています。

ただTOEICに限らずどんな試験も
測ることが出来る能力には限界があります。

英語力を測る万能な英語の試験
というものは存在しません。

上にも書きましたが、TOEICは
特に英語上級者の能力を測ることは
出来ません。

TOEICは初級者から中上級者
(スコアが900点ぐらいまで)
の英語力を測るのに
適したテストです。

900点以上になるとスコアと英語力が
必ずしも比例しません。

どちらかと言うとTOEICに対する
慣れがスコアを左右すると
言ったほうが良いかもしれません。

TOEICの問題がどういうものか知らず
TOEICを受験して、高得点を取る人は
英語のプロいえども多くありません。

ですから必要以上にスコアを気にする
必要もありません。

時々「TOEICは何点取れるまで受ければ
良いですか」という質問を受けますが、
自分で目標を決めれば良いと
私は思っています。

800点、860点、900点といったあたりの
スコアを目標にして、そのスコアが取れれば、
TOEICの受験は止めて、他の英語学習に
移れば良いと私は考えています。

私の様に英語を教える仕事をしているので
なければ、スコアにそれ程こだわる必要は
ありません。

私自身も満点まで後10点なので、
満点目指して頑張っていますが、
人には間違っても満点を目指すことを
勧めません。^^

TOEICはあくまで自分の英語力を測る
モノサシの1つとして利用するのが
ベストだというのが私の考えです。

TOEICを上手に利用して
英語力を上げていきましょう。

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