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TOEICと受験英語の違い。知っておくべきことを解説

最近は高校生でもTOEICを受験する
人が増えていると聞きます。

特に公募推薦入試、AO入試では
TOEICの受験が必要な場合も
あるようですね。

ただおそらく大部分の人は
大学に入学して始めてTOEICを
受験すと思います。

今回の記事ではTOEICと受験英語の
違いについて書きたいと思います。

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1.英語が出来ればTOEICでも高得点?

英語が出来ればTOEICでも高得点
が取れるとよく言われます。

これは半分正解で半分不正解です。

英語力とTOEICのスコアについて私は、

「英語力が高い人はTOEICでも
ハイスコアが取れる。
でもTOEICでハイスコアを
取れるからといって
英語力が高いとは言えない」

と考えています。

英語力がいくら高くても
何も対策をすることなく
TOEICを受験して高得点を取れる人は
かなり少ないと思います。
(時々いらっしゃいますが・・・)

他の英語の試験と比較しても
TOEICは出題傾向が独特で、
やはり試験の傾向を知って
対策をしておかないと
高得点を取ることはなかなか難しいですね。

TOEICで高得点を取ろうと思うのであれば
「何もしなくても英語ができれば
TOEICはできるよ」という声に
惑わされず、きちんと対策をして
TOEICに臨みましょう。

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2.受験英語とTOEICの違い

ここでは受験英語は大学受験英語と
考えます。

*受験英語の特徴

+英文の構造が複雑な文章を読んで
理解しないと設問に答えないと
いけない

+英文和訳、和文英訳する力が必要

+内容理解の問題では文章を
論理的に理解する能力が求められる

+アカデミックな英文が多いので
内容を理解するには背景知識が
必要な問題が多い

+細かい文法知識が問われる
(特に難関私立大学)

+リスニングの試験があまりない
(センター試験、一部の大学を除く)

*TOEICの特徴

+英文の難易度は受験英語より低い

+英語を和訳することなく
英語のまま理解する力が必要

+内容理解の問題では答えるのに
論理的な能力はあまり求められない

+英文の内容をきちんと理解する能力より
英文を読んで文中から情報を早く
検索する能力が問われる

+英文はビジネス関連、日常生活に
関する英文がメイン

+問題数の割に時間が少ないので
問題の処理能力が求められる
(75分で200問を解く)

同じ英語の試験とはいえ
全く違う英語の試験だと思って
臨んだ方が良いと思います。

75分で200問を解く感覚をつかむためには
公式問題集を時間を測って解くことを
お勧めします。

最低でも3セット(600問)ぐらいは
やらないと時間の感覚はつかめません。

おそらく最初の内は全問解くことは
かなり難しいと思います。

時間を測って何度か問題を解いていると
段々感覚がつかめてきます。

受験英語で言えば、センター試験が
40分ぐらいで終わる人でないと
TOEICの問題を全問解くのは
難しいですね。

TOEICでは900点以上を目指すので
なければ、必ずしも全問解く必要は
ありません。

全問解くことより、正答数を
増やすことに力をいれましょう。

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3.TOEIC受験生がやりがちな間違い

TOEICを受験する人から
「TOEICの対策に大学受験用の
参考書を使っても良いですか?}
という質問を頂きます。

他の記事でも書いていますが、
短時間でTOEICのスコアを
上げたいのであれば、
TOEIC用の書籍を使うことを
お勧めします。

上にも書いたように
大学受験英語とTOEICでは
問われる内容が全く異なるので、
大学受験用の書籍で学習するのは
効率が悪いです。

例えばTOEICでは、大学受験用で
問われるような難しい単語はまず
出ません。

TOEICと受験英語では問われる
単語の種類が全く異なります。

又同じ単語でも大学受験とTOEICでは
問われる意味が違います。

例えばbillには「法案、請求書、お札」
という意味がありますが、
TOEICでよく問われるのは「請求書」
の意味です。

他の意味はあまり出ないので
覚えなくても大丈夫ですよ。

文法についてもTOEICで問われる内容は
ある程度限られています。

大学受験では良く問われる冠詞(a,the)
はTOEICではまず問われません。

TOEICのスコアを上げたいのなら
多少の出費は必要ですが、
TOEIC用の書籍を使った方が
絶対に効率が良いです。

私がオススメする朝日新聞社出版の
特急シリーズであれば
1冊1,000円かかりません。

値段が安くても良い書籍はあります。
又順次紹介します。

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4.TOEICで早く高スコアを取るために

TOEICで早く高スコアを取るためには
学習法を変えることが一番大切です。

受験英語では英文を1文1文きちんと
構造を理解して、意味を考えますが、
同じことをしていてはTOEICでは
全然時間が足りません。

TOEICで求められているのは
英語力+英語での情報処理力です。

リーディングで高得点を取るために
必要な能力は英文をザッと読んで
設問に必要な情報を読み取ることができる力。

極論を言えば、設問に関係ないところは
読まなくても良いぐらい。

設問を先に読んでから本文を
読んで設問に答えるようにした方が
早く正解を出せます。

英文の読み方を根本的に変える
必要がありますね。

リスニングも仮に全部が
聞こえなくても必要なところが
聞けていれば良いんです。

TOEICは英検のように級が分かれていません。
初級者から上級者までが同じ問題を
解くという試験。

ですから大量の問題を短時間で
解かせることによって、正答数で
スコアを算出しています。

当然のことですが、問題の中には
上級者でも迷うような問題が
あります。

初中級者は難問はパスしましょう。
出来なくても全く問題ありません。

満点の990点を取る人でも
全問正解している人はごく僅かで
リスニングは大体3から4問ミス、
リーディングは1から3問ミスまでは
満点になります。
(受験回の問題の難易度によって
異なります。)

TOEICは受験英語で言えば、
センター試験に似ているかもしれません。

私の生徒でもセンター試験で
高得点を取る生徒は大体TOEICでも
良いスコアを出します。

逆に国立大学の2次試験のように
じっくりと英文を読んで考えて
答える問題が得意な人は
TOEICでは苦戦する可能性が高い傾向が・・・

特に完璧主義なタイプは
TOEICのような試験は苦手な
傾向が強いかもしれません。

とにかく制限時間内に1問でも
多く正解することがTOEICのスコアを
上げるコツです。

TOEICのスコアを上げるために
英語の処理力を上げましょう。

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5.TOEICと受験英語の違いのまとめ

まとめ▼

・TOEICでは問題の処理力が重要
・TOEICでは和訳、英訳は不必要
・TOEICでは細かい文法知識は不必要

英語のテストは英検、TOEIC、TOEFL等
色々な種類がありますが、
みな問われている能力が違います。

中には何も対策をしなくても
高スコアを取る人もいますが、
普通の人にはまず無理です。^^;

ただTOEICは傾向、特徴がはっきりしている
テストなので、きちんと対策をすれば
必ずスコアは上がります。
一緒に頑張りましょうね。(^o^)

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