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TOEICと英検の違いは?アナタに必要な試験を教えます!

英語の資格試験として人気を2分するのが
TOEICと英検です。

これから英語の学習を始める方は
どちらを受験したら良いのか
迷われているかもしれません。

今回の記事では、2つの試験の違いと
対象者別にどちらの試験を受ければよいかについて
書きます。

目次

1.TOEICと英検の違い

TOEICと英検の試験の形式の違いを簡単にまとめてみます。

*TOEIC

+テスト形式

リスニング100問、リーディング100問。

+スコア

満点は990点。スコアは5点刻みで出ます。

スコアは1問何点という方法でなく、
独自の算出方法で計算されます。

理論上は英語力が同じであれば、
いつ受験しても同じ点数になると言われています。

+合否

スコアが出るだけで、合否はありません。

*英検

+テスト形式

1級、準1級。2級、準2級、3級、4級、5級の級があります。

*各級のレベル

1級:大学上級程度
準1級:大学中級程度
2級:高校卒業程度
準2級:高校中級程度
3級:中学卒業程度
4級:中学中級程度
5級:中学初級程度

4級と5級は、リーディングとリスニングのみの試験。
(任意でコンピューターでスピーキングの試験を
受験できます。)

3級から1級は、1次試験がリーディング、リスニング、
ライティングの試験。
2次試験が面接官との1対1のスピーキングの試験。

+スコア

+合格点

コンピューター処理され、CSEスコアとして算出されます。
素点が同じでもCSEスコアは異なります。

各級のCSEスコアと合格点。(合格点は固定)

1級  満点3400 合格点2630(得点率77.3%)
準1級 満点3000 合格点2304(得点率76.8%)
2級  満点2600 合格点1980(得点率76.2%)
準2級 満点2400 合格点1728(得点率72.0%)
3級  満点2200 合格点1456(得点率66.2%)
4級  満点1000 合格点622 (得点率62.2%)
5級  満点850  合格点419 (得点率49.3%)

この表を見ると、級が上がれば上がるほど
合格するには高い得点率が必要なことが分かります

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2.TOEICと英検の利用状況

TOEICと英検は受験者層がかなり
異なります。

英検は準1級、1級は大学生、社会人の受験者も多いですが、

5級から2級までは圧倒的には学生が多いですね。

英検の準会場になっている中学校、高校も多く、
多くの中学校、高校で英検の受験が奨励されています。

一方TOEICの受験生は、大学生、社会人が多いです。

多くの大学で入学時にTOEICを受験させ、
その点数で英語のクラス分けを行っています。

大学の学部によっては、TOEICで所定の点数を取らないと
単位が認定されないようです。
(特に国際関係学部、外国語学部)

最近では就職活動の際にTOEICで一定の点数を取っていないと
エントリーできない企業もあるとのこと。

就職後も昇進、海外赴任の際にはTOEICで一定のスコアを出している
ことを条件としている企業も多くなっています。

社会人にとってはTOEICは避けては通れない英語の資格試験と
言えるかもしれません。

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3.TOEICと英検はどちらを

受験したら良いか?

TOEICと英検のどちらを受験したら良いかと
いう質問をよく頂きます。

まず試験内容が異なるので、単純に比較することは
困難です。

TOEICはリスニングとリーディングの試験。

英検はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの
試験。(4級、5級はリスニング、リーディングのみ)

知名度で言えば、TOEIC、英語力をバランス良く測れると言う点では
英検といったところでしょうか?

あと対象者別に個人的な見解を書いてみます。

*小学生、中学生、高校生

小学生、中学生、高校生には英検をお勧めします。

TOEICはビジネス英語が主体なので、
小学生、中学生、高校生には内容を理解することが
難しいですので、あまりお勧めできません。

英検であれば級ごとにレベルが分かれていますので、
自分の習熟度に合せて受験することができます。

一応の目安としては、中学校卒業時に3級か準2級、
高校卒業時に準2級、2級を取得しておくと良いでしょう。

ただ最近は早くから英検を受験する子供が多く、
各級の取得年齢が年々下がっている気がします。

私は英検の2次試験の面接官をしていますが、
準2級、2級を受験する小学生の数が以前と比較すると
かなり増えたように感じます。

それだけ英語教育の低年齢化が進んでいると
いうことなのでしょう。

大学入試では、英検準1級を取得していると
センター試験を満点扱いにする大学もあります。
(広島大学等)

高校生で英語が得意な生徒は、英検準1級を取得しておくと
大学入試が有利になりますね。

*大学生

大学生はTOEICを受験することが多いと思いますので
まずはTOEICの対策をしっかりすることをお勧めします。

将来英語を使う仕事をしたいと思っている人、
英語の専門職(通訳、翻訳)につきたいと
思っている人は、英検準1級、1級にも
チャレンジしてみましょう。

*社会人

社会人の方が必要なのは、圧倒的にTOEICでしょう。

昇進、転職する際に、TOEICのスコアが求められる
ことが多いですから。

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4.まとめ

現在の日本で英語の資格試験の主流が英検とTOEICである
ことは疑いようのない事実です。

よく英検とTOEICのどちらが良い試験なのかと
いうことを聞かれますが、試験の内容が違うので
一概にどちらが良いとは言えません。

英語の資格試験は、今自分が必要な英語力を何かをよく考えた上で
受験するようにしましょう。

一般的に小学生から高校生は英検、大学生、社会人はTOEICを
受験するのが良いと私は考えています。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。

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