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TOEICのpart2。問題の傾向と対策を解説

TOEICのパート2はリスニング応答問題。

読まれた文に対してふさわしい応答
の文を選ぶ形式の問題ですね。

パート2は元々は比較的難易度が
低いパートでしたが、最近の公開テストでは
難易度がかなり高くなってきています。

特に一昨年に新形式になってからは
一段と難しくなったように感じます。

多くの上級者も最近のパート2は
かなり難しくなったと口をそろえて言います。
油断しているとかなりミスしてしまいますから。

この記事ではパート2の問題の傾向と
対策について書きます。

1.最近のパート2の傾向と難易度

前回の記事ではパート1は新形式になって
難易度は落ちついてきていると書きましたが、
パート2は逆に難易度がかなり上がっています。

私が実際に公開テストを
受験してみて難しくなったと
感じる理由は

1.質問と応答の距離が遠い
2.応答が疑問文になっている
3.平叙文の問題が増えた

です。

1の質問と応答の距離が遠い問題というのは

例えば、

Q:Aレストランは接待に向いているかな?
A:あのレストランは騒々しいからね

のようなタイプの問題です。

「あのレストランは騒々しいからね」
という応答が正解になる理由は

「あのレストランは騒々しいからね」

「だから接待に向いていない」
ということを暗に示しているからです

普通に考えると
「レストランは接待に向いているかな?」
という質問であれば、
応答は「はい」か「いいえ」になると
思いますが、この問題ではそうはなっていません。

質問と応答の距離が遠く、
正解するのは結構大変です。^^;

正に会話の意図を読まないと
解けないタイプの問題です。

2.応答が疑問文になっている問題
というのは例えば

Q:会議はいつありますか?
A:ベスはキャンセルになったって言ってなかった?

のような問題です。

疑問文の質問に疑問文で返すので
疑問文返しの問題と呼ばれています。^^;

よくTOEICの対策書には
パート2の問題は最初の語を
聞いていれば、答えを選ぶ
ことが出来ると言われますが、
whenで始まったから、
答えが「時」を表す内容が来ると
思っていると、「あれ、答えがない」
ということになってしまいます。^^;

頭を柔軟にして問題に取り組まないと
ダメですね。

3の平叙文の問題が増えたというのは
そのままですが、疑問文でない文に対する
応答を選ぶ問題が増えました

例えば

G:どのコンピューターを買ったら良いか分からない
A:あなたにとってどんな機能が重要なの?

といった問題です。

この問題は応答が疑問文になっているので
さらに難しくなっています。

平叙文の問題が難しいのは
応答でどんなタイプの文が来るかが
読みにくいからですね。

対策としては上と同じになりますが、
頭を柔軟にして質問を聞いて答えるしか
ありませんね。

2.私のパート2の解き方

*簡単な問題

これはパート1と同じで
答えがわかった時点で正解の選択肢を
マークして、後は流すように聞きます。
(答えに確信がある時は残りの選択肢は
聞いていません。^^)

*難しい問題

難しい問題の場合も対処法は
パート1の解き方と基本的に同じです。

1.Aの選択肢の英文をを聞いて、
Aが答えかなと思ったら、マークシートのA
の上に鉛筆を置き、Aは違うと思ったら
マークシートのBの上に鉛筆を置きます。

2.Bの選択肢の英文をを聞いて、
Bが答えかなと思ったら、マークシートのB
の上に鉛筆を置き、Bは違うと思ったら
マークシートのCに鉛筆を置きます。
(マークシートのAに鉛筆を置いていても
Bが答えだと思ったら、マークシートのBの
上に鉛筆を置きます。)

3.Cの選択肢の英文をを聞いて
Cが答えかなと思ったら、マークシートのC
をマークします。Cは違うと思ったら
鉛筆を置いているA又はBをマークします。

なぜこのような方法をとるかというと
答えに迷った時にどの選択肢が
答えだったか迷わないようにするためです。

3.パート2の対策

パート2の問題を解く際に気をつける
ことについていくつか書きます。

*文頭を聞き逃さない

これは色々なTOEICの対策書に
書いてありますが、やはり重要です。^^

特に文頭がWhenかWhereかを聞き逃すと
大変。

なぜかと言うと、答えの選択肢に
必ず時と場所に関する選択肢が
あるからです。

文頭は聞き逃さないように
注意しましょう。

ただ上にも書きましたが、
Whenで文が始まったから、
答えが時、Whereで文が始まったから、
答えが場所とは限りませんから、
早とちりしないようにしましょう。

何回も書いていますが、パート2の問題は
頭を特に柔軟にして音声を聞くことが
重要ですね。

もし文の最初の部分を聞き逃した場合は
カンで答えるしかありませんが、
話者の会話のトーンに注意すると
答えが分かることがあります。

話者は嬉しいのか、怒っているのか
喜んでいるのか・・・

実際のコミュニケーションでも
同様ですが、相手の心理状態を
考えることも重要です。

*同じ音、似た音には注意!!

これもTOEICでは結構有名なことですが、
パート2では、質問文に出てきた単語と
同じ単語、発音が似た単語が応答に
出てきた場合はまず正解ではありません。

例えば

Q:Where is the post office?
という質問に対し、
A:I went to my office.
という文が聞こえてきたら、
この文は正解ではありません。

TOEICの問題製作者は、
受験者が答えがよく分からない時は
質問に出てきた単語が含まれる
文を選ぶ傾向があるという
受験者の心理を熟知しているので
このようなひっかけの選択肢を
用意しているのです。^^;

又同じ様に受験者をひっかけるため
似た音が選択肢に使われることが
あります。

似た音が応答の選択肢に入っている時は
大体ひっかけです。(まれに例外があります)

これも同じ音と同じ理由で
受験者の心理を利用したトリックです。

似た音でのひっかけはプライミング
と呼ばれています。

+似た音の例

copy-coffee

work-walk

boxs-boks

travel-trouble

corect-collect

wrong-long

lighrt-right

plans-plants

write-ride

system-sister

hold-fold

この他にもたくさんありますが、
日本人が聞き取るのが苦手な
LとRが含まれている単語が
多いことに気付かれると思います。

LとRの聞き分けはディクテーションを
すると出来るようになりますが、
その単語だけでなく、文全体の意味を
考えるようにすると、聞き間違えは
少なくなりますので、試してみて下さい。

*自分が会話しているつもりで聞く

実はこの記事で問題のタイプ別の
解法を書こうかとも思いましたが、
止めました。

その理由は最近パート2の問題の
パターンが複雑になってきていて、
単純にパターン化することが
難しくなってきたからです。

安易に問題をパターン化して
書くと記事をお読み下さった方が
かえって混乱するかなと・・・

私がパート2の問題を聞く時に
一番注意していることは
自分が会話しているつもりで
音声を聞くということ。

会話をしているということは
何か伝えたいことがあるはずなので
何を伝えようとしているかと
いうことに意識を傾けて
音声を聞いています。

ただ上にも書きましたが、
最近のパート2の問題は
質問と応答の距離が遠い問題や
応答が間接的な問題が多いので
答えが絞りにくい問題が増えています。

答えがはっきりと分からない問題は
消去法で処理しましょう。

3つ選択肢があれば1つは
確実に全くピント外れの応答ですので
選択肢を2択までは絞ることが
出来ると思います。

後はどちらの応答の方が
自然かで答えを選べば大丈夫です。

*パート2の問題の難易度

TOEICではパート2に限りませんが、
多くの場合最初は易しい問題が多く、
だんだん問題が難しくなる傾向があります。

パート2は7番から31番までありますが、
大体20番までは易しい問題が多く、
20番を過ぎると難しい問題が
多くなることが多いです。

初中級者の方は前半の易しい問題で
しっかり点数を稼ぎましょう。

中上級者の方は、20番以降の問題は
難しいので気を引き締めて問題を
解くようにしましょうね。

*ナレーターの声に慣れる

これは結構重要です。

TOEICのナレーターは1回のテストで
6人から10人登場しますが、
話し方にクセがあるナレーターが
数人います。

上級者の方はそれ程問題に
ならないと思いますが、
初中級者の方は、ナレーターの
話し方に慣れていないと
苦戦するかもしれません。

特にパート2は会話が短いので
ほんの少しの聞き逃しが
致命傷になります。

公式問題集には公開テストと
同じナレーターが出ていますので
話し方に慣れておきましょう。

特に要注意なのが、オーストラリア人の
男性ナレーターと最近時々登場する
イギリス人の女性ナレーター。

話し方に慣れていないと
物凄く聞き取りにくく感じると
思いますので、是非事前に音声を聞いて
話し方に慣れておくようにして下さい。

4.まとめ

新形式になって問題が難化したと
よく言われますが、特に難化傾向が
著しいのがパート2です。

私もTOEICを長年受けていますが、
数年前の公開テストと現在の公開テストの
パート2の比較すると全く問題の難易度が違います。

以前はパート2の難易度が低かったので
得点源と言われていたのですけどね・・・

特に以前発行されて公式問題集や
模試を使っている方は気を付けて下さい。

収録されている問題は
今の問題よりかなり易しいですから・・・

できれば1年以内に発行された公式問題集、
模試で学習した方が現在の試験の
問題の傾向と難易度が分かるので
良いと私は思います。

パート2の問題は確かに
難しくはなっていますが、
応答のパターンはある程度
決まっています。

よく出題される応答のパターンに慣れて
その後は問題を解いて形式に慣れれば
慣れれば解けるようになります。

又おすすめの参考書、問題集は
紹介します。

難化する問題に負けないように
頑張りましょうね。

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