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TOEICと英検。高校生はどちらを受けるべき?

現在多くの高校生が受験している
英語の検定試験は実用英語技能検定
(英検)です。

高校が試験会場として
使われているので、
高校生にとって受験しやすいというのも
大きなポイントですね。

2020年度から大学入試共通テストの
外部試験として7つの英語の試験が
導入されます。

こちらの記事を参照して下さい。

その中に英検とTOEICが
入っています。

最近高校生はTOEICと英検の
どちらを受験すれば良いかという
質問を受けることが多くなりました。

今回は高校生は英検とTOEICの
どちらを受験すれば良いのか
について書きたいと思います。

1.TOEICと英検。高校生が受験すべきなのはどっち?

私は英検とTOEICであれば、
高校生は英検を受験した方が良いと
思っています。

主な理由は

1.試験のシステムの違い
2.試験問題の内容
3.試験日と受験会場の問題

が挙げられます。

では1つずつ見てきたいと思います。

+試験のシステムの違い

英検とTOEICは試験のシステムが
違います。

TOEICは全ての受験者が
同じ問題を解きます。

英検はレベルが級ごとに
分かれているので、
自分のレベルに合った級を選んで
受験することが出来ます。

ご存知の方も多いと思いますが、
英検の各級の目安は以下の通りです。
(参照サイトhttp://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

 レベル 目安
5級 中学初級程度 英語を習い始めた方の最初の目標。家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
英語の基礎固めに最適です。
4級 中学中級程度 出題形式や内容が、より実用的に。身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
基礎力をぐんぐん伸ばしていきましょう
3級 中学卒業程度 二次試験でスピーキングテスト。英語で考えを伝えましょう。筆記試験の題材は、海外の文化など少し視野が広がります。
準2級 高校中級程度 教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。センター試験の問題形式と共通点が
多く、入試対策にも最適。
2級 高校卒業程度 医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。海外留学、国内での入試優遇・単位認
定など、コミュニケーション力が高く評価されます。ビジネスシーンでも採用試験の履歴書
などで英語力をアピールできます。ライティングが加わります。
準1級 大学中級程度 エッセイ形式の実践的な英作文の問題が
出題されます。「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。
1級 大学上級程度 二次試験では2分間のスピーチと、その内容への質問がなされます。カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。

TOEICの問題のレベルは大体
英検2級から英検準1級の間です。

ですから英語が苦手な生徒が
受験すると、解ける問題がかなり
少なく、スコアもかなり低く出ます。

これでは、なかなか英語を頑張ろうと
いうモチベーションは起きにくいですよね。

英検であれば、自分のレベルにあった
級から受験することが出来ますので、
多くの高校生にとって取り組みやすいと
私は考えています。

もしTOEICを大学入試共通テストの
外部試験として使うのであれば、
最低でも英検2級を取得したからに
した方が良いです。

現在のところ多くの大学で
英検準1級を取得していれば
大学入試共通テストは満点扱いに
なるようです。
(今後またさらに多くの大学が
基準を示すと思われます)

高校生は2級、準1級合格を
目標にすると良いですね。

+試験問題の内容

試験問題の内容は
多くの高校生にとって
英検の問題の方が
親しみやすいはずです。

英検の試験問題の内容は
歴史、科学、政治等のアカデミックな
内容が多く、大学入試の2次試験や
私立大学の入試問題との親和性も
高いので、対策が立てやすいです。

一方TOEICの試験問題の内容は
ビジネス文書や日常生活で
よく見かけるものが多いので、
多くの高校生にとって馴染みが
ないものが多いのが実情。

TOEICで高得点を取るためには
別途対策が必要になります。

TOEICの問題は、ビジネス経験のない
高校生には場面がイメージしにくい
問題が多いので、解きづらいと
思います。

単に英語力の問題だけでは
ないということです。

+試験日と試験会場の問題

試験日と試験会場の問題も
重要です。

現在英検は1次試験と2次試験が
別の日に行われていますが、
大学入試共通テストとして
採用される英検はコンピューターで
受験することが出来る試験(CBT)
になり、1日で受験することが
出来ます。

一方TOEICはL&R(リスニング&リーディング)
テストとS&W(スピーキング&ライティング)
の試験は別日程で受験しなければ
いけません。

TOEICL&Rのテストは比較的多くの
会場で試験が実施されていますが、
S&Wのテストは、北海道、宮城、東京、
神奈川、千葉、埼玉、石川、愛知、静岡、
京都、大阪、兵庫、広島、福岡しか
ありません。

しかも上記の会場も毎回試験が
実施されているわけではありません。
(首都圏の会場は毎回実施されています)

地方在住の高校生がTOEICS&Wテストを
受験しようと思えば、遠い受験会場
まで行く必要があります。

場合によっては前泊が必要になる
ことも・・・

TOEICを大学入試で使うとなると
時間、金銭両面でかなりの負担に
なります。

2.高校生のTOEICと英検のまとめ

現在英語の試験として
よく使われているのは
間違いなくTOEICです。

特に大学、企業では英語力の
目安として使われるのは
TOEICのスコアといっても
過言ではありません。

ですから高校生の内から
TOEICを受験しておいた方が
良いのではないかと思われている
人も多いのではないかと思います。

上にも書きましたが、
TOEICの試験問題は、ビジネスや
日常生活に関する問題が多く、
高校生に向いているとは
言い難いのが現実です。

私は焦って高校生からTOEICを
受験しなくても、大学に入学してから
TOEICの対策を始めても遅くない
と考えています。

私の教えた生徒たちも
高校生の間は特にTOEICの対策を
していませんが、大学に入学してから
TOEICを受験して、みんなそれなりに
良いスコアを取っていますね。

高校生の間はまず英語の基礎力を
しっかりつけることが重要です。

基礎力がついていれば、
後は試験に応じた適切な
対策をとれば。どんな試験でも
きちんと対応できますから・・・

高校生の皆さんには
地に足の着いた英語学習を
して頂きたいというのが
私の考えです。

英語学習を頑張りましょうね。(^o^)

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