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TOEICリスニングのコツ。聞き流すだけではダメ!

「リスニングが出来るようにならない」と
悩んでいる人はかなり多いと思います。

TOEICのリスニングも
「速くて何を言っているか分からない!!」
という人も多いのではないでしょうか?

かくいう私も今でこそTOEICのリスニングは
満点ですが、TOEICを受検し始めたころは
「リスニングのスピードが速くて
何を言っているか分からない(T_T)」
といつも悩んでいました。

その後様々なトレーニングをして
現在では大分リスニングが出来るように
なりました。

今回はリスニングが出来るように
なるためのコツについて書きます。

1.結論

このブログでも何度も書いていますが
英語をいくら聞き流しても
英語を聞き取れるようには
なりません。

リスニングができるようになるためには
「聞き流す」のではなく、
「聞き取る(聞き取ろうとする)」
ことが大切です。

2.日本語と英語の違い

日本語と英語には多くの違いがあります。

*発音に関する主な違い

1.母音の数の違い

日本語の母音は5つだが英語には
何と26個もあります。

2.音の違い

日本語は全て母音で終わります。
例)あ(a)、さ(sa)

英語は逆に子音で終わる言葉が大半です。
例) pen, desk等

3.周波数が違う

英語は子音で息を出す音がが多いので、
声の振動が違い、その違いが周波数の
違いとなります。

日本語の周波数 125~1500Hz
英語の周波数 750~5000Hz

多くの日本人にとって
外国人が話す英語はかなり甲高く
聞こえると思います。

他にも違いはたくさんありますが
話しが複雑になりますから
ここでは省略します。

日本語と英語にこれだけ違いが
あるのですから、英語が
聞き取れるようになることは
かなり大変なことのです。^^;

3.英語が聞き取れない主な原因

1.音が聞き取れない

2.音は聞き取れるが、意味が分からない

3.ゆっくり話されれば音も意味も分かるが
速く話されると意味が分からなくなる。

1に関しては自分が思っている音と
実際に聞こえてくる音にギャップが
あることが英語が聞き取れない原因です。

音が聞き取れないにも

+単語が聞き取れない
+フレーズが聞き取れない

という2つのケースがあります。

2の場合は原因はリスニングではなく、
単語、フレーズのインプット不足が原因です。

3の場合は英語の処理力が原因のことが
多いです。

4.英語が聞き取れない場合の対処法

上の英語が聞きとれない3つの原因の
対処法について書きます。

1の音が聞き取れない場合は単語、フレーズの
正しい発音を学ぶことが必要です。

例えば単語でも私達が思っている発音と
実際に聞こえる音にはかなりの違いがあります。

例えばwaterという単語。
日本語では「ウォーター」と言いますが、
実際の英語の発音(アメリカ英語)は
「ワラー」に近い発音になります。

waterを「ウォーター」と思っていると
絶対に聞き取れません。

Americanという単語も
「アメリカン」ではなく
「ァメリクン」のように発音されます。

明治時代の人はAmericanを「メリケン」
と言っていました。

ちなみに「メリケン粉」は「アメリカの粉」、
横浜にある「メリケン波止場」は
「アメリカ人の波止場」という意味です。

明治時代の人の耳はかなり良かった
と言えますよね~(^o^)

フレーズになるとさらに聞き取ることが
難しくなります。

I got it.は「分かった」という意味の
口語表現ですが、発音は
「アイゴットイット」ではなく
「アイガーリッ(トゥ)」という発音に
なります。
(トゥはほとんど聞き取れないぐらいの
強さで発音されます。)

先程も書きましたが、
英語の単語は子音で終わるものが多く、
次の単語の最初が母音の場合、
その音とくっつけて(連結して)発音します。
(専門用語ではリンキングとか
リエゾンと言います)

I got it.の場合
gotのtとitのiがひっつき
さらにtの音が脱落して
「アイガーリッ(トゥ)」
という風に発音されます。
(音の脱落は専門用語で
リダクションと言います。)

アナ雪の歌でで有名になった
「Let it go」も
「レットイットゴーではなく
「レリゴー」と発音します。」

Let it goのletのtと
itのtの音が脱落し
「レリゴー」のように
発音されます。

このように英語では音が連結したり
脱落するので、簡単な単語しか
使われていないフレーズでも
聞き取ることが難しくなります。

この場合の対処法はまずは
正しい発音を覚え、自分も
発音できるようになることです。

英語は自分で発音できない音は
原則として聞き取ることが出来ません。

CDや教材についている音声ファイルを
使って繰り返し単語やフレーズを聞いて
実際に発音してみて下さい。

自分が自然に発音出来るように
なった時には聞き取れるように
なっています。

2の音は聞き取れるが意味が分からない
場合は、その単語又はフレーズの意味を
覚えるしかありません。

特にフレーズは簡単な単語しか
使われてなくても、そのフレーズの
意味を知らなければどうしようも
ありません。

先程のI got itに関しても
「分かった」という意味を知らなければ
音が聞き取れてもどうしようもありません。

「私はそれを手に入れた」なんて
思っていたらどうにもなりませんよね。

ですからしっかりインプットを
するようにしましょう。

3のゆっくり話されれば音も意味も分かるが
速く話されると意味が分からなくなる。
の場合は英語の処理速度が遅いことが原因です。

処理速度を上げるために有効なトレーーニングは
音読とシャドーイングです。

これは以外と知られていませんが、
自分が読むことが出来るスピード以上で
話される英語はまず聞き取れません。

まず音読を繰り返しすることで
見て(読んで)分かる英語の処理速度を
上げましょう。

最初はゆっくりでも良いですが、
慣れてきたら読むスピードを
段々速くするようにして下さい。

スムーズに音読できるように
なれば、必ずリスニングも
出来るようになります。

シャドーイングは文字の通り
聞いた英語を影のように後から
追いかけるように口に出していく
トレーニング法です。

元々は通訳養成スクールで使われていた
トレーニング法ですが、
最近は学校でもよく用いられるように
なりました。

私もシャドーイングはかなり長期間
やったことがありますが、
かなり負荷の高いトレーニングですので、
基本的に中上級者向けの方法です。
(初中級者は音読で十分です)

もしシャドーイングをするのであれば
最初はかなりゆっくりとした音声で
トレーニングすることをお勧めします。

最初は中々スムーズに口から
英語が出ないかもしれませんが、
トレーニングを継続すれば
効果は確実にあります。

シャドーイングに関する本は
たくさん出版されていますので
興味のある方は手にとってみて下さい。

5.まとめ

リスニングは漢字で書くと
「聞く」という漢字より
「聴く」という漢字の方が
正しいと私は思っています。

「聞く」は「ただ耳に入ってくる」
ということで、「聴く」は
「意識して耳を傾ける」ということですね。

リスニングは意識を変えて、
トレーニングすれば
誰でも必ず出来るようになります。

ただリスニングの場合、
効果がある程度目に見えて
分かるようになるには
最低3ヶ月はかかりますので
焦ることなく、地道にトレーニングを
継続していきましょう。

正しい方法でトレーニングをすれば
必ずリスニングは出来るようになります。

頑張りましょう。(^o^)

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