TOEICにはレベル毎に壁があります。
初級者の壁、中級者の壁。上級者の壁。
TOEIC800点の壁は言ってみれば上級者の壁。
TOEICで800点を取ることができれば、
上級者になったと言えます。
私も今までTOEICの学習相談を受けてきて
一番多かったのが800点を
どうやって超えれば良いかという質問です。
今回の記事ではTOEIC800点の壁を
どう超えていくかについて書きたいと思います。
目次
1.TOEIC800点はどれくらいのレベルか?
まず最初にTOEIC800点が大体どれくらいの
レベルかを確認したいと思います。
TOEICのスコア分布を見ると、
TOEIC800点は上位約11%に入ります。
つまり10人に1人しか800点を取れないと
いうことですね・・・
700点が10人に2でしたから、
ざっとその数は半分ですね。^^;
なかなか高い壁です。
TOEIC800点はただやみくもに学習したのでは
取れないスコアですので、
学習法をしっかりと考えることが重要ですね。
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2.TOEIC800点を取るための正解率と正答数
大体TOEIC800点を取るために
必要な得点率はリスニングが約85%、
リーディングが役85%ぐらいになります。
(但し公開テストのフォームの難易度によって
この数字は若干変わってきます)
TOEICは全部で200問で行われますので、
リスニングが100問中85問、
リーディングが100中85問の合計170問
正解する必要があります。
170問正解が必要ということは
間違えられるのは30問だけ。
易しい問題は確実に正解する
必要があります。
700点に必要な正答数が150問でしたから
800点を取ることがいかに難しいか
お分かり頂けると思います。
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3.TOEIC800点を取るためのリスニング対策
TOEIC800点を目指す方の大半は
700点台のスコアの方だと思います。
先程800点を取るためにはリスニング、
リーディング共に85%の正答率が必要だと
書きました。
ただ最近の公開テストを見ていると、
リーディングの問題がかなり難しく
なっているので、できればリスニングは
85%以上取れることが望ましいです。
特にこのレベルになると、リーディングを
伸ばすのはけっこう大変なので、
まずはリスニングのスコアを
伸ばしていきましょう。
パート別で言うと、パート1は
全問正解しておきたいパートです。
特に新形式になってからは、
以前のような難問は出なくなりましたので、
700点台の方であれば全問正解は十分可能です。
パート2は最近難化が著しいパートですが、
ミスは何とか5問以下に押さえたいところ。
パート2は前半(7番から20番)
は比較的易しい問題が多いので、
まず前半での取りこぼしを避けましょう。
後半(21番から31番)は難しい問題が
多いので、もし分からない場合は
適当にマークして、次の問題に備えましょう。
最悪なのは
分からない問題を考え続ける
↓
次の問題のナレーションを聞き逃す
↓
次の問題の答えが分からない
という負のスパイラルに
はまることです。(゚∀゚)
気持ちの切り替えが大切です。
パート3,4に関しては、新形式の問題
(会話の意図を問う問題、図表を使った問題)
での失点を防ぐことが重要ですね。
700点台の人であれば、普通の5W1Hの問題は
大体答えられるでしょう。
会話の意図問題は、選択肢が長い問題が多く、
状況もやや複雑な問題が多いので、
あらかじめ選択肢を先読みしておかないと
間違える可能性が高くなります。
質問の先読みの時間があまりない時は、
会話の意図問題、図表を使った問題の質問
だけで良いので、先読みをしておきましょう。
パート3,4では1セットの3問全ての
答えが分からないという大失敗は
何としても避けたいですね。
800点を取るための各パートの正解数の目安は
パート1 | 6/6 |
パート2 | 25/20 |
パート3 | 34/39 |
パート4 | 25/3 |
0 | |
合計 | 90 |
/100 |
になります。
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4.TOEIC800点を取るためのリーディング対策
リーディングで85%以上取るために
一番大切なのは時間配分です。
人によって得手不得手があるので
一概に言えませんが、
理想はパート5,6を15分から20分で終えて
パート7に60分から55分かけることです。
最近のパート7は文章の量、問題の難易度共に
かなり高くなっていますので、最低でも55分は
確保しておきたいところ。
(実際私も12月の公開テストはで
リーディングは60分かけて時間ギリギリで
やっと終わりました。^^;)
パート5は700点台の人であれば、
大体解けると思いますが、
なるべく早く出来れば1問20秒ぐらいで
解きたいですね。
ただ現実的には1問5秒で解ける
問題もあれば、30秒かかる
問題もあると思います。
全体として平均1問20秒で
解ければ大丈夫です。
1問20秒×30問=10分でパート5が
終わります。
パート5の問題ではいくら考えても
分からない問題は分かりません。
例えば前置詞の問題は分からなければ、
適当にマークして先に進みましょう。
パート6で要注意なのは文を挿入する問題。
5,600点を目標とする人であれば、
思いきって捨てるのも手ですが、
800点を目指す人はそうもいきませし・・・
しかもこの文挿入の問題は、問題によって
難易度の差がかなり大きいのが悩みどころ。
目安としては1問に1分以上はかけないことですね。
1分かけても答えが分からなければ、
適当にマークして先に進みましょう。
パート7は1問でも確実に解くことが重要です。
気を付けないといけないのは
全問解こうとして正答率が落ちてしまうこと。
どうしても全問解けそうになければ、
数問は塗り絵(適当にマークすること)に
なっても仕方がありません。
全問正解しようとして正答率が
下がったのでは元も子もありません。
重要なのは何問正解できたか
ということです。
以前の記事でも書きましたが、
最近のリーディングの問題は
難易度が高く、900点台の人でも
全問解けないことがあります。
700点台の人であれば全問解けなくても
やむを得ません。
捨てる問題の見極めをすることも
重要です。
800点を取るための各パートの正解数の目安は
パート5 | 27/30 |
パート6 | 14/16 |
(小計) | 41/46 |
パート7 | 44/54 |
合計 | 85/100 |
になります。
パート5,6を5問ミスで乗り切って
パート7を10問ミスまでに抑えれば
800点は見えてきます。
頑張りましょう!!
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5.TOEIC800点の壁を超える方法のまとめ
700点までは、がむしゃらに勉強すれば
遅かれ早かれ達することが多いです。
ただ800点となるときちんと戦略を立てて、
学習しないと時間をかけてもなかなか
目標に届きません。
リスニングもリーディングも
パート毎にどのように解いていくかを
きちんと考えないとなかなか800点には
達しません。
この記事を参考にして、
是非800点を達成して下さい。
又目標点数別のおすすめの参考書は
こちらを参考にして下さい。
この記事をお読みの皆さんが
800点を取れますように・・・
私も990点満点を目指して頑張りますので、
一緒に頑張りましょう。(^o^)