TOEICのリスニングでは問題文の選択肢は
先に読んでおいた方が良いということが
よく言われます。
TOEICの対策本にも書かれているので
ご覧になってた方も多いのでは
ないでしょうか?。
今回はTOEICのリスニングで
選択肢の先読みをすべきかに
ついて書きたいと思います。
1.選択肢の先読みはすべきかの結論
私はTOEICのリスニングで選択肢の
先読みをした方が良いと考えています。
設問の選択肢に目を通しておけば
質問に答えるために
何を聞き取れば良いかが具体的に
分かりますので問題を解くのが
かなり楽になります。
私の場合リスニングでは
質問の選択肢にあらかじめ
目を通していますので、
大体の問題は問題文が
読まれている間に
全問解き終わっています。
個人差はありますが、
リスニングの選択肢は先読みすることを
お勧めします。
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2.先読みの仕方
先読みした方が良い理由は上に書きました。
先読みをした経験がある方は
お分かりだと思いますが
先読みをするのは結構大変ですよね。^^;
いつ先読みをするのかというと
①ディレクション(問題の指示)が
流れている時
②問題を解き終わった後
です。
①についてですが
リスニングのパート3,4では
始めにディレクション(指示)が
数十秒流れます。
このディレクションは毎回同じですので
特に聞く必要はありません。
(意味がありませんので)
どうしても気になる方は
公式問題集で確認して下さい。
ディレクションが流れている間に
最初の問題の質問を3つ先読みします。
3つ以上読んでも覚えておくのが
難しいので、最初の問題の選択肢だけで
大丈夫です。
「答えの選択肢も先読みした
ほうが良いですか?」
という質問をよく頂きますが、
時間があれば、答えの選択肢も
先読みすれば良いと思いますが、
現実的には上級者以外は
難しいでしょう。
とりあえず質問の選択肢を
先読み出来ればオッケーです。
②についてですが、
リスニングの問題を早く解き終わった時は
次の問題の質問の選択肢を先読みします。
もし時間的に余裕があれば、
答えの選択肢にも目を通しても
良いですよ。
リスニングの問題も設問によっては
正解を選ぶのに時間がかかり
次の問題の選択肢を先読み出来ない
ことがあります。
その時は先読みは諦めて
音声を聞いてから質問に
答えるようにします。
質問を目で追いながら
音声を聞くと、ストーリーが
さっぱり入ってこないことが
あるので気をつけて下さい。
マルチタスク(複数のことを同時に
こなす)が得意な人は
質問を目で追いながら
音声を聞いても大丈夫ですが、
マルチタスクが苦手な人は
音声を聞くことに集中しましょう。
私自身も選択肢の先読みが
出来なかった時は
音声を聞くことに集中しています。
もし時間が少しだけでもあるのであれば
①話者の意図問題
②ビジュアル(図表、グラフ)問題
の選択肢だけでも良いので
先読みしておきましょう。
話者の意図問題は選択肢が
長文のことが多いので
選択肢を先読みしておかないと
中上級者でも正答を選べないことが
あります。
ビジュアル問題もあらかじめ
図表、グラフを見ておかないと
難しい問題がありますので
気をつけましょう。
ただ会話の意図問題は難易度が高いので
初中級者の方は捨てて、他の問題に
集中した方が良いと私は思っています。
難問をパスして、簡単な問題に
集中することもスコアを上げるには
重要です。
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3.先読みに必要な力
先読みをするためには
①単語力
②速読力
の2つが必要です。
単語力については言うまでも
ありませんね。
いくら先読みしても分からない
単語だらけではどうしようもありません。
分からない単語が1つぐらいあっても
そこで止まらず、文章全体を
読んで、何について問われているかを
理解するようにして下さい。
②の速読力についてですが
最近のTOEICのパート3,4の
選択肢は年々長文化しています。
先読み出来る時間は長くても
30数秒ですので、この時間内に
設問の選択肢を読むためには
速読力が必要です。
時間がどうしてもない時は
疑問詞(what, when,where,who,
which, how)だけでも見ておくだけでも
違います。
疑問詞だけでも見ておけば
何に集中して聞けば良いかが
分かりますからね。
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4.先読み不要派の意見
私は基本的に先読みはした方が
良いと思っていますが、
先読みは不要だとおっしゃっている
人もいます。
・先読みしなくても正解出来る
・先読みすると集中力が落ちる
が先読み不要派の意見です。
有名どころだとTOEIC講師の
神崎正哉さんも以前は先読み不要派
でしたね。
(最近は先読みされているみたいです)
私はリテンション(記憶保持)力が
高い人は先読みしなくても
TOEICのリスニングの問題を
解くことは出来ると思います。
例えば通訳者の方のリテンション力は
かなり高いです。
通訳者は話者の会話の内容を記憶出来ないと
通訳できません。(逐次通訳)
ですからリスニングの音声を聞いて
ストーリーが頭にきちんと残る人は
先読みしなくても大丈夫です。
私は公開テストで数回先読みが
上手くできないことがあります。
その際は音声を聞きながら
ストーリーを頭にイメージして
問題を解くようにしています。
このやり方でもほとんどの問題は
正解できますが、ビジュアル問題で
間違えることが時々ありますので
なるべく先読みするようにしています。^^;
リテンションはトレーニングすれば
ある程度鍛えられますので、
私も又トレーニングしなくちゃ
いけないなと思っています。
加齢によるリテンション力低下に
負けないように。(笑)
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5.選択肢の先読みはすべきかのまとめ
TOEICのリスニングで
「先読みすべきかどうか」は
話題によくなりますね。
全体的には先読みをした方が良いと
言う人の方が多いですが、
「先読みは不要」と言う方も
結構いらっしゃいます。
私はTOEICのリスニングの問題を
解くときに先読みをしていますので
先読み賛成派ですが、
どうしても先読みが合わない人は
無理してする必要はありません。
先読みに限らず万人に向いている
英語の学習法はありませんから・・・
どんな学習法も自分で試してみて
合えばその方法を取り入れれば
オッケーです。
このブログをお読みの皆さんも
是非御自分で様々な学習法を
実践して取り入れるかどうか
決めて下さい。