私はTOEICを定期的に受験していますがTOEICの問題は年々難しくなっているように感じます。
リスニングの問題も確かに難しくなっていますが、特にリーディングの問題は数年前と比較してもかなり難しくなっていますね。
リーディングの中でも多くの人が頭を悩ませているのがパート7ではないでしょうか?
リーディングで高得点を取るにはパート7をどう攻略するかにかかっていると言っても
言い過ぎではありません。
今回はレベル別に厳選したパート7の問題集を紹介します。
1.レベル別おすすめのPart7の問題集
あまりたくさんの書籍を紹介するとどれを買えば良いか分からなくなると思いますので、初中級者向け、中上級者向けのおすすめ本を3冊ずつ紹介します。
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2.初中級者向けのパート7のおすすめの問題集
初中級者向けのパート7のおすすめ本を3冊紹介しましたが、パート7は長文読解
の問題なので、ある程度基礎(単語、文法)が固まっていないと、対策書をやっても効果がありません。
超初心者(TOEIC400点以下)の方はまずパート5,6対策から始めた方が結果的に早くスコアを上げることが出来ます。
まずは1文をきちんと理解できるようにしましょう。
長文の対策はそれ程焦ってやらなくても大丈夫です。
パート5,6の対策がある程度進んでからパート7対策をするとスムーズにいきます。
初中級者向けの最初のパート7対策本としてお勧めできるのが
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)と新TOEIC TEST 初心者特急 読解編です。
「世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 7 読解)」ではスタディサプリでお馴染みのカリスマ講師関正生先生が問題形式別のパート7の解き方を分かりやすく解説しています。
パート7の問題を解く時に必要なところだけを読めば良いという教え方(スキャニング、スキミング)をする講師の方もいらっしゃいますが、関正生先生は全文をきちんと読んで解く正攻法のやり方を推奨されています。
私はスキャニングやスキミングといった方法は初心者が使いこなすのは無理だと考えています。
そもそもどこが大切かが分からないから困っているんですから・・・
私も最近のTOEICの公開テストの問題では飛ばし読みをすると、かえって問題を解くのが遅くように感じます。
関正生先生がおっしゃっるように全文をきちんと読んで問題を解くというオーソドックスな解き方を私もお勧めします。
この本でパート7の問題の解き方の基本をマスターすることが可能です。
「新TOEIC TEST 初心者特急 読解編」はエッセンススクールで教えられている神崎正哉先生と金フレで有名なTEX加藤先生が書かれた初心者向けのパート7対策本です。
主なターゲットは初心者で目標スコアが500点の人。
初心者向けに実際のTOEICの問題より単語、文法が易しめで語数が短めの問題が収録されていますので初心者でも安心して取り組めます。
最初から公開テスト本番と同レベルの問題を解くと挫折する確率がかなり上がるので、最初は易しめの問題から取り組むと良いですね。
特急シリーズは全て新書サイズですがどの本も解説が詳しく、この本も解説と語注が充実しいるところがGOOD!!
又オンラインサポートも充実していて「すべての文書、設問、選択肢をネイティブスピーカーが読み上げた音声ファイル」と「意味の塊(チャンク)で区切って、訳を付けたチャンク訳シート」を朝日新聞出版社のサイトから無料でダウンロードできます。
この音声を使えば、リスニングのトレーニングも出来ます。^^
新書サイズですので、通勤、通学時にも学習出来る点もなかなか良いですね。
まずはこれらの書でしっかりと長文問題対策の基礎を固めましょう。
私が個人的に尊敬しているカリスマTOEIC講師濱崎潤之輔さんが監修されているリーディング本。
この本では、①Part7で出題されるタイプの問題の紹介、②英文の読み方、③実際に問題を解くときに注意すること④実際に長文を使った問題の解き方がそれぞれ詳しく解説されています。
又随所にTOEICによく出る語句、フレーズがまとめてあるのもとても使いやすいですね。
濱崎潤之輔先生の本はどの本も正攻法の解き方を解説しているのでクセがなく、誰にでも合います。
又御自身がTOEICの問題を解く時にどういう点に注意しているかということも書いてあり、とても参考になりますね。
ただレベルは上記2冊の本よりはやや高めなので、初心者よりどちらかというと中級者向けの本です。
取り組む手順としては①か②のどちらかをやって③に進まれるとスムーズに学習が進むでしょう。
中級者の方は最初から③に取り組まれてもOKです。
便宜上初中級者用にしていますが、中上級者もやる価値のある書籍です。
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3.中上級者向けのパート7のおすすめの問題集
毎度お馴染み(?)究極のゼミのパート7版です。
パート7の問題タイプ別に問題の解き方や注意点が解説されています。
「パラフレーズ(言い換え)」や「不正解の見抜き方」など、Part 7に取り組む上での重要なポイントも網羅。
好みは分かれるかもしれませんが、対話形式の解説は個人的には読みやすいと思っています。
特典として問題文の読み上げ音声も無料でダウンロード出来るのでリスニングのトレーニングにも使えます。
400ページを超える対策書ですが、パート7の正攻法の解き方を時間をかけてガッツリ学ぶのであれば個人的にこの本が一押しです。
パート7対策というよりリーディングの模試です。
TOEIC対策専門スクールエッセンスの1流の講師陣たちが作成した質の高いリーディングの問題を500問解くことが出来ます。
問題のレベルは公開テストの問題よりやや難しいです。公開テストの難易度を100とすると、102,103ぐらいですね。
私も多くのTOEIC模試を解きましたが、国内のTOEIC模試の中では問題の質の高さは「新形式精選模試」とヒロ前田先生の「至高の模試600問」が頭一つ抜けていますね。(解説の詳しさも言うまでもありません。)
この本の解説は懇切丁寧というわけではありませんが、解答の根拠を簡潔に解説してあるので、分かりやすいです。
解説はムダがなくシンプルなスタイル。
中上級者にとっては解説が回りくどくなくサクサク学習できるところが良いと思います。
精選模試は2、3が販売されていますが、難易度は精選模試⇒精選模試2⇒精選模試3となっています。
特に精選模試3は900点以上取る人でも正答数が80問になってしまうという恐ろしい(?)模試ですので、初中級者の方は気を付けて下さい。
難問がどうしても解きたいという上級者の方は是非どうぞ。
私もまだ怖くてを付けていません。(精選模試2は解きましたよ)
タイトルからも分かるように990点を超えるリーディング力を身につけるという超ハイレベルの本。
中級者では全く歯がたたないと思います。おすすめは最低でもTOEIC860点以上の人でTOEIC990点又はその以上のリーディング力を身につけたい方。
この本は様々なトレーニングを通じて7つのコアスキルを身につけていくというもの。
トレーニングもただ問題を解くのではなく、正解の根拠を書くというような頭を使い、しっかり考えさせるようなものが多いので、結構大変です。
私もこの本は既に2周しましたが、この本の内容を完全に身につけたとは
言えないので、あと数回は繰り返さないとダメでしょうね。^^;
決して万人向けの対策書ではありませんが、990点満点を目指している人や、990点満点以上のリーディング力を身につけたいと思っている人は手にとってみて下さい。
中上級者の方で形式別の問題の解き方をしっかり身につけたい方は【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト究極のゼミ Part 7をお勧めします。
やり終えるのに時間がかかりますがやり終えれば、自信を持ってパート7の問題に取り組めるはず。
問題の解き方は分かっていて問題演習をしたい方は「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試
リーディング」を使えば良いと思います。
リーディングのスコアが450点以上でリーディング満点を目指している人には「超上級リーディング 7つのコアスキル」をお勧めします。
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4.TOEIC part7の問題集のまとめ
TOEICのリーディングで多くの人にとって、パート7が一番やっかいなパートではないでしょうか?
新形式前も難易度は高かったですが、新形式移行後は、問題量が増え、さらにトリプルパッセージの問題が新たに追加されたため、時間内に解き終わるのさらに難しくなりました。
「とりあえず問題をたくさん解けばパート7の問題は解けるようになる」という人もいますが、あまり効率の良い学習法とは言えません。
やはり最初に問題の解き方をきちんと学んで、その後に問題演習をこなすというやり方が良いと私は考えています。
本屋に行くと、パート7の対策書は本当にたくさんありますが、役に立たない対策書が多いのもまた事実です。(毒)
TOEICを1回も受験していない人が書いているTOEIC対策書は絶対に買わない下さい。
100%ダメ本です。
TOEIC対策書は誰が書いているかで大体良い本かどうかは分かります。
毎回又は頻繁にTOEICを受験している講師が書いてある対策書を選ぶことが重要ですね。
又TOEICの対策書についての情報は随時このブログで更新していきますのでブログをチェックしてみて下さい。
やっかいなパート7を攻略してTOEICでハイスコアをゲットしましょう。^^