TOEICを受験しているのだけど何点で卒業すれば良いのか迷われている方は多いのではないでしょうか?
皆さんもご存知のようにTOEICの満点は990点ですが満点を目指す必要はあるのでしょうか?
今回は何点でTOEICを卒業すれば良いかについて英語コーチが本音で書きます。
目次
1.TOEICは何点で卒業すれば良いかの結論
最初に結論を言いますと、.TOEICは何点で卒業すれば良いかは自分で決めればそれでOKです。
それでは答えになっていないのではないかと言われそうなので一応スコアで言うと700点から900点が卒業の目安のスコアです。
TOEICを受験している人は大きく分けて2パターンに分かれます。
①TOEICは受験したくないけど、進級、就職のためにやむを得ず受験している人
②TOEICを英語力アップの目安として受験している人
の2パターンですね。
厳密に言えばもう1パターンあってTOEIC受験が好きで趣味(?)でTOEICを受験している人です。
このタイプの人は多分TOEIC卒業ということはあまり考えていないと思いますので、今回は考えないことにします。(笑)
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2.TOEICをやむを得ず受験している人の場合
TOEICを受験したくないけど、進級、就職のために受験している人は進級、就職に必要なスコアが取れた時が卒業のタイミングです。
大学によって学生に求めているTOEICのスコアはかなり幅がありますが、大体600点から800点ぐらいの大学が多いです。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
就職の場合も企業によって求めているスコアはかなり違いますが、おおむね600点から850点ぐらいです。
TOEICで900点を超えていれば外資系企業でも大体は大丈夫です。
ただ外資系企業の場合は英語の試験のスコアだけでなく英語のインタビュー等が課されることが多いので自分が志望する企業について良く調べて下さいね。
企業によっては所定のスコアがないとエントリーできないこともありますので、大学生の方は自分が就職を考えている企業を早めに決めて情報収集を怠らないようにして下さいね。
TOEICのスコアが足らないばかりにエントリーできないなんて悲しすぎますから・・・
企業が社員に求めているTOEICのスコアについてはこの記事をご覧下さい。
企業によってはTOEICでハイスコアを取得すると報奨金が出る会社もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さいね。
進級、就職でTOEICのスコアが必要な人はできるだけ短期間に集中して学習して目標のスコアを取得できるように頑張って下さい。
TOEICの対策はダラダラ長くやるとツライだけなので、短期集中の対策をおすすめします。
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3.TOEICを英語力アップの目安として受験している人の場合
この場合英語学習の目的によって卒業スコアは変わってきます。
①スピーキング力を上げたい人の場合
スピーキング力を上げたい人であればTOEICのスコアは700点から800点あれば十分です。
TOEICはスピーキング力を上げるための基礎固めとして受験するのが一番良いと私は考えます。
TOEICを受験していると気付くとスコアを上げることに夢中になってしまいがちですが
TOEICのスコアが上がったからといってスピーキング力が上がるわけではありません。
自分で卒業スコアを決めてその後はスピーキング力を上げるトレーニングをして下さい。
スピーキング力を上げるためのトレーニングにお勧めの本はこちらです。
英語のハノンについてはこの記事も読んでください。
②総合的な英語力を上げたい人の場合
総合的な英語力を上げたい人の場合は卒業スコアは800点又は900点です。
高いリーディング力が必要な方は900点まで頑張った方が良いかなと思いますが、リーディング力がそれ程必要でないなら800点で十分だと私は考えています。
800点から900点に上げるにはやはり時間がかかりますので、時間の費用対効果を考えると800点を目指すのがお勧めですね。
英検にチャレンジを考えているのであれば準1級で800点、1級なら900点が1つの目安ですね。
個人的には英検の対策をしてTOEICを受験した方がTOEICのスコアは早く上がるので、英検かTOEICで迷っているのであれば英検の対策をすることをお勧めします。
いずれの場合にしろTOEICを受験していると気付くとスコアを上げることに夢中になっているということになりがちですから注意してくださいね。
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4.TOEICは何点で卒業すれば良いかのまとめ
TOEICの卒業のタイミングはなかなか難しいですよね。
英語指導者、英語学習者の間でも意見が分かれているので何点でTOEICを卒業すれば良いか分からなくなっている人も多いのではないでしょうか?
この記事では英語学習の目的別に卒業スコアを書きましたが、1つの目安に過ぎません。
卒業スコアは自分で決めれば良いのです。
TOEIC指導者やTOEIC受験が好きな人(趣味の人)を除けばTOEIC受験はあくまで手段であって目的ではありません。
TOEICを上手につかって英語力を上げ、早く次のステップに進みましょう。
いつまでもTOEICにこだわる必要はありません。
TOEICに振り回されるのではなくうまく使うようにしましょう。