TOEICのリーディングで難しいと
言われているのは会話問題のパート3と
文書問題のパート4ですね。
この2つのパートは、
読み上げられる英文のスピードも早く、
文書量も多いため、
多くの受験者が苦戦をしています。
特に新形式になってからは
会話の意図を問う問題、
図表、グラフも出題されるようになり、
さらに難易度が上がりましたね。
今回の記事では、パート3の会話問題の
対策について書きたいと思います。
1.TOEICパート3の解き方のコツ
TOEICのパート3で重要なことは
質問の選択肢の先読みと、
問題のタイプを見極めることです。
質問の先読みについては
賛否両論ありますが、
私はTOEICで高得点を取るためには
やはり質問の先読みは必要だと
考えています。
但し上級者の方(TOEIC900点以上)
でリテンション(記憶保持)が
優れている人は、先読みなしでも
問題を解くことが出来るかも
しれませんが、多くの人にとっては
難しいですよね。
ちなみに私も先読みなしで、
リスニング満点が取れるかと
言われると自信がありません。^^;
問題のタイプの見極めも実は
重要です。
TOEICのパート3,4の問題には
木の問題と森の問題の2種類の
問題があります。
木の問題とは、具体的な情報を
聞き取る必要がある問題のことで、
多くの場合キーワードは問題中に
一度しか出てきません。
森の問題とは、問題全体を聞いて
会話の要旨等について答える問題の
ことです。
木の問題と森の問題は、問題の
難易度も違いますし、対策も
異なりますので、注意が必要です。
2.選択肢の先読みのやり方
TOEICのリスニングで、質問の先読みを
した方が良いという話を聞かれた方は
多いと思います。
先読みのやり方は
①質問の選択肢を先読みする
②答えの選択肢を先読みする
③質問、選択肢の両方を先読みする
の3パターンあります。
ではどのやり方が良いのでしょうか?
理想は③の質問、選択肢の両方を
先読みすることですが、最近の
公開テストの難易度は上がっていますので、
質問、選択肢の両方を先読みすることは
時間的に上級者でも結構厳しいです。
私も以前は質問、選択肢の両方を
先読みしていましたが、最近は
時間が厳しいので、質問の選択肢を
優先的に先読みしています。
もちろん時間に余裕があれば、答えの
選択肢も先読みしますよ。(^o^)
但し木の問題は、答えの選択肢を
先読みしておくと、かなり答えやすく
なりますので、答えの選択肢も
見ておいて下さいね。
(例 会議はいつ始まりますか?
のような問題)
但し試験中にどうしても時間が
なくて先読みが出来ない時が
あると思います。
その時は先読みは諦めて
音声を聞くことに集中して下さい。
マルチタスク(複数の作業)が
得意な人以外は、質問を読みながら
音声を聞くと、確実に正答率が
下がりますので、注意して下さいね。
又先読みの時間があまり取れない
場合は、全ての選択技を先読み
するのではなく、1問又は2問の
選択技を先読みすると良いですね。
まさに選択と集中です。
初中級者の場合は、易しい問題が多い
木の問題の選択肢を読んでおくと
良いでしょう。
上級者の場合は、森の問題は
先読みしておかなくても
解けると思いますので、
木の問題の選択肢を先読み
しておきましょう。
特に
+話者の会話の意図を問う問題
+グラフ、表のビジュアル問題
は選択肢が長かったり、会話の
内容もやや複雑なことが多いので
選択肢の先読みは必要だと
私は考えています。
(この種の問題は、初中級者の方は
先読みの時間がない場合は捨てても
良い問題です)
選択肢の先読みも状況、レベルに
よってやり方は様々なですので
自分にあったやり方を見つけるように
しましょう。
3.パート3に出題される問題のタイプ
TOEICのパート3で出題される問題は
大体パターンが決まっています。
大きく分けると3つのタイプになります。
1.「何についての話ですか?」
「話者はどこにいますか?」といった
話の全体像を問う問題
2.「何時に集まりますか?」
「何が必要ですか?」のように
情報をピンポイントで問う問題
3.「これから何をすると思いますか?」
「~についてどう言うことが
分かりますか?」のように
話の流れから想像出来る問題です。
問題のタイプで言うと森の問題は
1と3、木の問題は2ですね。
1のタイプの問題は比較的易しい問題
と言えます。
なぜなら話の全体像を問う問題は
キーワードが繰り返して出てくる
からです。
例えば、ホテルでの会話であれば、
「ロビー」、「予約」、「キャンセル」
のような言葉が出てきますので、
キーワードから答えを予想することが
可能ですね。
先読みする時に、答えの選択肢に
目を通しておくと、正答しやすく
なります。
2のタイプの問題は先読みが特に有効な
タイプの問題。
先読みをしておけば、ある程度答えを
待ち受けることができますね。
但しこのタイプの問題は、
情報が1回しか流れてこないことが
多いので、聞き逃したら答えられない
ことが多いです。
万が一聞き逃してしまったら、
潔く諦めて次の問題に備えましょう。
考え続けて次の問題まで
間違えたらもったいないですから・・・
3のタイプの問題は一番難易度が
高いと言えます。
理由は、「話の内容に近い」とか
「何をしそう」のように明確な答えが
なく、話全体を聞いて質問に
答える必要があるからです。
このパターンの問題には
「most likely」や「probably」などの
語が含まれていることが多いです。
初中級者の方はこの問題は捨てて、
他の問題に集中した方が
良いかもしれません。
4.TOEICパート3の解き方のまとめ
TOEICのリスニングでパート3,4は
難易度が高く。初中級者の方には
なかなか難しいですよね。
初中級者の方は、上で解説した
1と2の問題を正答するように
してみて下さい。
1と2のタイプの問題は先読みして
おくことで、かなり解きやすくなります。
TOEICでは問題用紙への書き込みは
禁止されていますので、
音声の途中で答えが分かったら、
左手で答えの選択肢を押さえて
おくと良いですよ。
(答えの選択肢をマークできるので
あれば、マークして頂いて
大丈夫です。)
後分からない問題がある場合は
いつまでも考えず、適当に
マークして次の問題に備えましょう。
中上級者の方は、先読みがスムーズに
出来れば、音声が終わる頃には
全ての問題の答えが分かっている
ことも多いと思います。
先読み⇒音声を聞く⇒問題に答える
をリズム良くやっていって
高得点を目指しましょう。
途中で上手く先読みが出来ない
こともあると思います。
その際は木のタイプの問題の
選択肢だけを先読みするか、
先読みはせず、音声を聞くことに
集中した方が良いですね。
質問を読みながら、音声を聞くと
音声の内容がさっぱり入って
こないということになると
最悪ですので・・・
様々な方法を試しながら
自分に合った解答法を見つける
ようにしましょう。
又リスニングの参考書についても
紹介します。
スコアアップを目指して
一緒に頑張りましょう。