TOEIC 公式問題集4が発売されて半年になりますが、TOEIC 公式問題集 5が販売されました。
TOEICの問題は回を重ねるごとに難しくなっていますが、TOEIC 公式問題集 5の問題の難易度はどうなのでしょうか?
私も公式問題集5を購入して解いてみました。
今回はTOEIC 公式問題集 5のレビュー、感想について書きたいと思います。
1.TOEIC 公式問題集 5の総評
TEST1
リスニング 98/100
リーディング 90/100
TEST2
リスニング 97/100
リーディング 97/100
TEST1
リスニング 28,46
リーディング 117,126,132,
161,163,171,
183,191,193,195
TEST2
リスニング 69,89、95
リーディング 106,124,145
全体的にリスニングはTEST1,2共に最近の公開テストと比較して、難易度は普通かやや易しく感じました。
リーディングはTEST1は難しく、TEST2は普通かやや易しく感じました。
(TEST1のリーディングをやっている時はやや集中力が切れていました。言い訳ですが・・・)
再度やってみましたが、TEST1,2の難易度は同じくらいです。
公式問題集5はリーディングの音声がアマゾンのaudiobookからダウンロード
出来るようになりました。
リーディングの問題もリスニングの練習に使うことが出来ます。
是非有効に活用しましょう。
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2.TEST1,2の感想
パート1 | 易しい |
パート2 | 普通 |
パート3 | 普通 |
パート4 | 普通 |
パート5 | やや難 |
パート6 | 普通 |
パート7 | やや難 |
リスニングの一番大きな変更点はナレーターがかなり変わったことです。
今までのナレーターはおそらく2人だけ(アメリカ人男性ナレーター、イギリス人女性ナレーター)で後は新しいナレーターです。
以前から出ていた早口のオーストラリア人男性ナレーターは出ていませんでした。
私が受験した2019年の4月の公開テスト
には出ていたのですが・・・(ただ登場回数はかなり減っていました)
このナレーターが出なくなればかなり楽になりますね。^^
私もリスニングの失点はほぼこのナレーターの問題でしたから。
新しいナレーターは話すスピードはそこまで速くありませんが、話し方にややクセがあります。
男性ナレーター(イギリス人かオーストラリア人)は声が
ややだみ声ですし、女性ナレーター(多分オーストラリア人)はこもった話し方をするので、聞き取りにくいことがあります。
今回の公式問題集には出ていませんが、甲高い声で子音を強く発音するイギリス人女性ナレーターは要注意です。
以前の公開テストで私はこの人が話す問題を結構間違えました。
以前の公式問題集しか解いていない人は公式問題集4か5を解いて、新しいナレーターの話し方に慣れていた方が良いですね。
特に初中級者の方は聞き慣れていないと問題がかなり解きづらく感じると思います。
TEST1のリスニングは特に注意することはありません。
パート1は易しいです。初中級者でも全問正解出来ます。
パート2は相変わらず間接的な応答が多いなあという印象。 (最近の公開テストも同じですが・・・)
前半はストレートな応答が多いですが後半にいくにしたがって、間接的な
応答が増えます。
初中級者の方は前半の易しい問題をしっかりと正答しましょう。
パート3,4は特筆することはありませんが、会話の意図を問う問題は難易度が高い問題が多いですね。(私もよく間違えます。^^;)
ビジュアル問題(グラフ、図表)はイラストが入った問題がありました。
今後も様々な問題が出ると思いますが、それ程難しくはないので落ちついて解答すれば大丈夫です。
ビジュアル問題と会話の意図問題はなるべく質問を先読みしておいた方が解きやすいと思います。
TEST1のリーディングは少し難しかったです。
パート5も最近の公式問題集の中では難し目でした。
数問即答できない問題があり、少し考えて答えましたが、やはり違っていました。^^;
最近の公開テストではパート5はそこまで難しくありませんが、回によって難しい時があるので油断は禁物です。
特に簡単な単語の意外な意味がよく問われるので注意しましょう。
パート6は普通ですね。文選択の問題は、問題によっては
かなり難しいので、時間を取られないようにしましょう。 (難しいと思った場合は飛ばすのも1つの手です)
パート7は難しかったです。
久しぶりに6問も間違えました。(汗)
全体的に文書量も多く、クロスレファレンス(複数の情報を参照して解く問題)の問題も
難しかったです。
ただ最近の公開テストではこのレベルの問題が出ることがよくありますので、TEST1の
リーディングの問題を解けるようにしておくことが必要です。
(追記)
TEST1のリーディングは再度解きましたが、正答数は97でした。
やはり1回目にやった時は集中力が欠けていたみたいです。汗
パート1 | 易しい |
パート2 | 普通 |
パート3 | 普通 |
パート4 | 普通 |
パート5 | やや難 |
パート6 | 普通 |
パート7 | 普通 |
問題のレベルは全体的にTEST1と同じくらいです。
パート4のビジュアル問題にイラストを使った問題があったのが印象的でした。
ビジュアル問題は、解答の根拠になるところが1回しか話されないことが
ありますので、聞き逃さないように気をつけましょう。
パート3,4は選択肢を先読みしておくとやはり解きやすいです。
上級者であれば、会話が流れている間に全問解答することも可能です。
TEST1と比べると全体的に易しく感じました。
ただパート5は数問難問がありましたね。
パート5の問題はいくら考えても分からない問題は分かりませんので時間をかけすぎないようにしましょう。
パート7のトリプルパッセージでイラストが入った問題がありました。
それ程難しい問題ではありませんが今後も新しいタイプの問題が出題される可能性がありますので注意が必要です。
TEST1,TESTとも所要時間はパート5が9分、パート6が7分、パート7が56分で、3分しか
時間があまりませんでした。
最近の公開テストでも時間は一番残った時で7分、平均すると2,3分残れば良い方です。
時間ギリギリで終わることもしょっちゅうですので、スコアが900点以下の方は全問解けなくても全く問題ありません。
全問解こうとして、正答率が落ちたのでは意味がありませんので解ける問題をきちんと解いて
正答数を増やすように頑張りましょう。
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3.TOEIC 公式問題集 5のまとめ
TOEICは回を重ねるごとに問題の傾向、難易度が変わっています。
1年前の公開テストと現在の公開テストの問題は別物と言っても良いぐらいです。
公式問題集は現在1から5まで発売されていますが、現在の公開テストの問題の傾向、難易度に合っているのは4と5だけですね。
1から3は問題が易しいので問題の傾向に慣れるには良いと思いますが、注意が必要です。
現在の公開テストの難易度に一番近いのは公式問題集4のTEST2と公式問題集5のTEST1だと私は思っています。
今後TOEICの公開テストを受験される方は公式問題集4と5は必ず解くようにして下さい。
上にも書きましたが、リスニングでは新しいナレーターが登場しています。
新ナレーターは、そこまで聞き取りにくい話し方ではありませんが、初中級者の方にとっては聞き慣れていないと、難しく感じるかもしれません。
公式問題集で話し方に慣れておきましょう。
今後もTOEICの問題の難易度、傾向は変わると思われます。
しっかりとした英語力があればTOEICの問題の難易度、傾向が変わっても対応出来ます。
しっかりと頑張りましょう!!
<追記>
この記事を書いた時と比べてTOEICの公開テストの難易度がかなり上がっています。
先日第245回の公開テストの問題は公式問題集4,5よりかなり難しく感じました。
今まで以上にTOEIC受験者がしっかり対策をしていますので、今後もTOEICの公開テストの難易度は高くなると思われます。
2019年の12月には韓国の既出問題集が発売されるようです。
又購入してレビューしますね。
第247回のTOEICを受験しましたが、フォームが韓国フォーム(韓国の公開テストと同じ問題)でかなり難しく、3問塗り絵になってしまいました。
最近の公開テストの難しいフォームの問題は公式問題集4,5の難易度を完全に超えています。
現在の公開テストの問題に一番近いのは、韓国の既出問題集です。去年の12月に最新刊が発売されていますので、是非やってみて下さい。(私も購入予定です)
(追記2020年1月14日)