TOEIC公式問題集3が出てから早10ヶ月。
TOEIC学習者にとって待望の公式問題集4が
発売されました。
私もさっそく購入して解いてみました。
今回の記事ではTOEIC 公式問題集4の感想と
難易度についてレビューします。
1.TOEIC公式問題集の難易度
まず最初に私が解いてみた結果に
ついて書きます。
私の結果
TEST1 | |
リスニング | 95/100 |
リーディング | 96/100 |
TEST2 | |
リスニング | 98/100 |
リーディング | 94/100 |
TEST | |
パート1 | 1問 |
パート2 | 1問 |
パート3 | 2問 |
パート4 | 1問 |
パート5 | 1問 |
パート6 | 1問 |
パート7 | 2問 |
TEST2 | |
パート1 | |
パート2 | 1問 |
パート3 | 1問 |
パート4 | |
パート5 | 1問 |
パート6 | 1問 |
パート7 | 4問 |
他の方も書かれていますが、
TEST1がやや易しく、TEST2がやや難しい
と感じました。
現在の公開テストに近いのは
TEST2の問題です。
現在の公開テストのレベルを
知りたい人はTEST2の問題を
解いてみて下さい。
今回の公式問題集4から音声データが
MPファイルでダウンロード出来るように
なりました。
通勤、通学時の学習に便利ですね。
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+TEST1の感想
パート別難易度
パート1 易しい
パート2 やや易しい
パート3 普通
パート4 普通
パート5 普通
パート6 普通
パート7 やや難
リスニングセクションの感想
リスニングセクションは
最近の公開テストと比較すると
難易度は易しめだと感じました。
公式問題集4には公式問題集3
までには出ていない
新ナレーターが数名登場しました。
新ナレーターはイギリス人と
オーストラリア人です。
このナレーターは最近の公開テスト
にも出ています。
新ナレーターに関してですが
それ程聞き取りにくいとは思いませんが、
全体的に話すスピードが
今までのナレーターと比較すると
早いですね。
もちろん一般的なネイティブスピーカーと
比較するとゆっくり目ですが・・・
全体的に特に難しいとは
思いませんでしたが、
パート3の会話の意図問題で
少し難しい問題がありました。
最近の公開テストでも
会話の意図問題は難しい問題が
ありますので、注意が必要です。
会話の意図問題は質問の選択肢が
長いことが多いので、
初中級者の方は選択肢の意味が
理解できず、正解が選べないと
いうことが多いかもしれません。
中上級者の方も、質問の選択肢を
先読みしておかないと
間違ってしまう可能性がありますので、
気を付けましょう。
(初中級者は思い切って
捨てるのも手です)
リーディングセクションの感想
リーディングセクションは
大体最近の公開テストと
同じくらいかやや易しめの
難易度だと感じました。
パート5,6については
特筆すべきことはありませんが、
パート6の欠文補充問題は
問題によってかなり難易度に
幅があります。
初中級者の方は、欠文補充問題で
時間を取られると、パート7にかける
時間が少なくなりますので、
気を付けて下さい。
パート7では、シングルパッセージ、
ダブルパッセージ、トリプルパッセージ
ではシングルパッセージに難しい問題が
ありましたね。
一般的にはダブルパッセージ、
トリプルパッセージが難しいと
思われていますが、必ずしも
そうとは限りませんから
注意が必要です。
パート7の問題では
問題の質問自体が難しいものが
数問ありました。
問題の質問の意味が分からないと
どうしようもありませんので
質問の意味は正確に理解するように
しましょう。
あと初中級者の方は
難問に時間をあまり取られない
ようにして、解ける問題を
確実に解くことがスコアアップの
秘訣です。
TEST2の感想
パート1 易しい
パート2 やや難
パート3 普通
パート4 普通
パート5 普通
パート6 やや難
パート7 やや難~難
リスニングセクションの感想
リスニングセクションの難易度は
最近の公開テストとほぼ同じくらい
でした。
パート3,4の問題では
今までのTOEICではあまり
出題されなかったシチュエーション
での会話が増えたように
感じました。
以前のTOEICでは空港、バス乗り場、
空港、フェリー乗り場、駅、
電車の車内アナウンスの会話のような
定番の問題が良く出題されていましたが
最近は様々なシチュエーションの会話が
増えています。
あと一部の問題の選択肢の引掛けが
かなり巧妙なので、よく会話を聞いて
答えないと引っかかってしまいますね。
あとビジュアル(図表、グラフ)
問題は質問の先読みは必須です。
リーディングセクションの感想
まず全体的に語彙レベルが
かなり上がったように感じました。
「chances are」「uncanny」「rundown」
「exceptional」「liquid-repellent」
「high-inpact」のような語彙が
パート7で見られました。
こうした語彙を知らなくても
正答を選ぶことは出来ますが、
早く解答するためには
やはり語彙力は高い方が
絶対に有利です。
知らない単語が多いと、
何度も読み直してしまいますから・・・
あと以前にも増して不正解の
選択肢が紛らわしいので
本文をざっと読んで、質問に答えると
間違ってしまう問題が多いですね。
選択肢を絞り込む際は
該当箇所を必ず参照するという
手順を踏むことが大事です。
リーディングセクションの問題も
確実に難化していますので
些末なテクニックに頼らず
きちんとした英語力を
身につけることが重要だと
改めて感じました。
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2.TOEIC公式問題集4の難易度のまとめ
新形式になって今回の公式問題集は
4冊目ですが、実は今までの
公式問題集1から3までは
先に韓国で発売された公式問題集
と全く同じ問題が収録されていました。
「今回の公式問題集4ももしかしたら
韓国の公式問題集と同じ問題なのでは」
という声もありましたが、
公式問題集4はオリジナルの問題でした。
最近の公開テストを受験して
感じるのはTOEICの問題がどんどん
難しくなっているということ。
受験生も当然テスト対策をしてきますので
問題を作成するETSも、スコアの客観性を
保つために問題のレベルを上げざるを
得なくなります。^^;
*ETS(Educational Testing Service)
今後のTOEICの問題は難しくなることは
あっても簡単になることはないでしょう。
以前の記事にも書きましたが、
現在TOEICを主催するETSはTOEICの
問題を作成していません。
現在TOEICの問題を作成しているのは
YBMという会社です。
最近の公開テストの問題に
近い問題が収録されているのは
こちらの書籍です。
このYBMの模試も現在の公開テストの
問題のレベルに近いですね。
正直に言うと公式問題集1,2は
現在の公開テストの問題と比較すると
簡単すぎます。
公式問題集3はまだ何とか使えますが、
現在の公開テストの問題のレベルに
近いのは公式問題集4と上記の
YBMの模試です。
公式問題集4を解いた後は
YBMの模試を解くことをお勧めします。
YBMの模試も解き終わりましたら
又レビューしますね。
公式問題集を上手に使って
TOEICのスコアをぐ~んと
上げましょう。^^