TOEICの受験者数が増えるにつれてTOEIC関連書籍とTOEIC模試が次々に出版されています。
皆さんも本屋さんにTOEICの模試を買いに行って、あまりに多くの模試が本棚にあってどれを買えばよいのか迷ったことはありませんか?
本屋さんによってはおすすめのTOEIC模試が紹介されていることもありますが、必ずしも良いものが紹介されているとは限りません。(色々と大人の事情と利害関係がありますからね・・・)
今回の記事ではおすすめのTOEIC模試3冊を紹介します。
1.おすすめのTOEIC模試3選
あまりたくさんの模試を紹介されても
どれにすれば良いか却って迷うと
思いますのでおすすめの模試を3つ紹介します。
お勧め度 ★★★★★
対象書 TOEIC700点以上の人
TOEIC模試は一般的にTOEIC公開テストより難しい目に作られています。
模試が本番より簡単だったらクレームが来ますからね・・・
現在発売されている模試の中ではこの精選模試は、本番の公開テストの難易度に最も近い模試。
公開テストの難易度を100とすればこの模試の難易度は102,3といったところでしょうか。
さずがはTOEICスクールのエッセンスの講師陣が作った模試だけのことはあります。
この模試の一番良い所は各パート別の解き方、時間配分について書かれているところです。
各パートの設問のタイプについても詳しく解説しているので、初めてTOEICを受ける人も
この模試を解けば、試験の概要が掴めますね。
あと各問題に正答率が書かれているのでその問題の難易度が分かる所も便利です。
自分のレベルに合った使い方が出来ます。
要所要所にある「990点講師の目」というコラムも読んでいてタメになる内容が満載。
私も読んでいて、「なるほど~」と思うことが多々ありました。
対象は700点以上の人としましたが、公式問題集の解説があまり詳しくないので
初中級の方もこの模試を解くことで各パートの問題の解き方を掴んで下さい。
全てのTOEIC受験者にお勧めします。
お勧め度 ★★★★★
対象書 TOEIC受験者全員
TOEIC講師ヒロ前田先生監修の模試。
旧形式のタイトルは「究極の模試600問」でしたが、この度新形式の模試のタイトルは
「至高の模試600問」になりました。
ヒロ前田先生は、「究極」、「至高」という言葉が好きなんでしょうね。(何となく分かる気がします)
ちなみにこの模試は、以前に発売されて『TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問』
に1模試を加えた書ですので、「至高の400問」をお持ちの方は御注意下さい。
(追加の1セットの模試だけも購入出来るようです。又1セット毎にバラ売りもされています)
ヒロ前田先生は、TOEIC講師の中でも問題分析能力と問題の再現能力はピカイチだと私は思っています。
この模試の難易度は、本番の公開テストの難易度に比較的近いと思います。
公開テストの難易度を100とすればこの模試の難易度は103,4といったところ。
精選模試よりは少し難し目といったところでしょうか。
前回の「究極の模試」の解説は対話形式でしたが、今回の「至高の模試」は通常のオーソドックスなスタイルの解説になっています。
要所要所にある必勝TIPSも学習者の参考になる内容が多い印象。
この模試は構成が復習しやすいように解説を1冊ずつ取り外せるようになっています。
ダウンロード特典も多数付属しているので、復習もしやすいですね。
この模試の最初に書いてある「3回復習法」をきちんと実践すればスコアはかなり上がると思います。
公式問題集を除けば現在販売されている中で間違いなく
ナンバーワンの模試です。
難点は本のサイズが大きく、持ち運びが大変なことですね。模試は別冊になっていますので取り外して使えば問題はありません。
レベルを問わず全ての受験生にお勧めします。
お勧め度 ★★★★☆
対象書 TOEIC800点以上の人
人気TOEICブロガーTommyさんこと大里秀介さん監修の模試。
3冊の中で難易度は一番高いので初中級者がやるのは少し大変かなと思います。
基本的には中上級者向けの模試。
公開テストの難易度を100とすればこの模試の難易度は105,6といったところ。
リスニングもやや状況が複雑な問題が多い印象。
リーディングは難易度を上げるために少し問題をひねり過ぎているかなという感じがします。
ちなみに私はリーディングの問題をかなり間違えました。(2セット目は正解数90問をきりました。正解数が90問をきることはかなり珍しいです。^^;)
それだけこの模試が難しいということです。
この模試の良さは解説とダウンロード特典が充実していること。
特に解説は3冊の中で一番詳しいですし、全問にあるTommy’s Tipsも秀逸。
無料ダウンロード特典はリーディング問題の音声とPDF形式のTommy流特訓プログラムです。
PDF形式のTommy流特訓プログラムは、ヒロ前田先生と同じで、1つの模試を3回解く
「3回チャレンジ法」です。
このトレーニングは賛否両論ありますが、きちんとやれば効果があると私は思っています。
ただ実際にやるのが大変なんですよね。退屈さとの戦いです。(^_-)-☆
同じ模試を3回もやれば、答えを覚えてしまうので意味がないように思えるかもしれませんが、正答を選ぶことが目的ではなく、正解にたどり着くプロセスを習得することですから、やる意味はあります。
ただどうしても単調な学習なので飽きてしまうというのが最大の難点ですが・・・
初中級者の方には難易度が高く少し厳しいですが、中級者以上の方でスコアが少し伸び悩んでいる方は是非一度本書で学習してみて下さい。
上級者の方で、通常の模試では物足りない、もっとハイレベルの問題が解きたいという方にピッタリの模試です。
ただ問題を解いて答え合わせをするだけでは効果は望めませんが、大里さんの復習方法で
3回解けば、必ずスコアは上がると思います。
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2.おすすめのTOEIC模試のまとめ
TOEIC参考書の記事でも書きましたが、TOEIC関連の書籍は、著者で選べばまず間違いありません。
現在発売されている模試の中では「新形式精選模試」と「至高の模試600問」の2冊が問題の難易度、質という点では抜けています。
今回お勧めした模試以外でも森田鉄也さん、神崎正哉さん、花田徹也さん、TEX加藤さん、浜崎潤之助さんが監修された模試であれば、大外れはまずありません。
誰とは言いませんが、TOEICを全く受験していない著者の模試は絶対に買わないで下さい。
問題の傾向が違いますし、難易度も本番とは比べられない程高いことが多いですから・・・
今回お勧めした模試にも模試の復習法が書いてある書籍がありましたが、模試は解いた後が
重要です。
是非模試を有効に活用してスコアを上げましょう!!
(追記)
最近TOEICの公開テストの難易度が
かなり高くなっています。
ダブル模試にもしっかりと取り組みましょう。
後ヒロ前田さんの最新の模試が発売されました。
又解いてレビューします。